夏の多肉植物に必須!遮光ネットの張り方と遮光率や色の違いの意味

夏の多肉植物に必須!遮光ネットの張り方と遮光率や色の違いの意味

夏は多肉植物を育てる中でも鬼門ですよね。
高温多湿はすっごい苦手。
 

そう、もじゃさんも。
 
蒸れては腐らせ、日差しが強すぎては葉焼けさせ、水やったらやったでまた腐らせ。

どうせぃちゅーねん!

とお怒りの方も多いと思います。
 

私も結構ダメにしている人なのでその気持ちよく分かります。

まず葉焼けさせないためには直射日光に当てないことが最重要です。でも、お日様のパワーを浴びてしっかり光合成しないと晩秋からのきれいな紅葉が見れませんし、締まった格好いい株に育ってくれません。

そんな時の必須アイテムは遮光ネットです。

これさえあれば夏の日差しなんかこわくない!
 

でも、どうやって使えばいいの?色や遮光率がたくさんあり過ぎでどうしたら良いか分からない!

ということで、遮光ネットの種類や使い方の紹介や、そもそも多肉さんは何で葉焼けすんの?という理解を深めて鬼門の夏を乗り切りましょう!

遮光ネットとは

遮光ネット 温室 外部ネット

植物は強すぎる日光や高温は正常な生育を妨げる原因になることが多いです。

それを防ぐために反射や吸光に優れた素材を用いてネット状にし植物や施設を覆うことで適当な光量に調節するための園芸をするうえで必須ともいえる超重要アイテムです。
 

ちなみに、エアコンの室外機の温度上昇を防ぐためにも結構有効です。
 

素材や色、編み方などで効果が変わり、適した品種や使い方が変わってきます。多肉植物の置き場所や育て方のスタイルに合ったもの選びましょう。

遮光ネットにはどんな種類があるの?

ネットの色は主に黒、シルバー、白、ブルーで特殊なもので言えばピンクなどもあります。

そして、遮光率は30%~95%と幅広い規格でいろんな植物をカバーしております。

編み方も平織、ラッセル織、絡み織があり、

遮光率を5%刻みで規格があるとすると
 

その数はなんと

5色×遮光率9種類×編み方3種類で135通りもあります。
くそどうでもいいですね  

ここに幅が何mで何m巻かとか出てくるので、もうどれ買ってよいやらと迷ってしまいますね。

でも、使う目的がはっきりしていればどれを買うか悩まないですみます。
それぞれにどんな特徴があるか見ていきましょう。
 

色の違いについて

遮光ネットに使われる素材はそれぞれ色によって特徴が違うので、用途に合わせて使えるようになるとお財布にも植物にも優しい環境を作ることができます。

光を吸収することで遮光します。そのため熱を持ちやすいのが玉に瑕です。

素材はポリエチレンが多く軽量で耐久性に優れます。大きな温室やビニールハウスの巻き上げの外部遮光によく使われます。遮光率は30%~95%と幅広く対応しています。

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シルバー

光を反射も吸収もするバランスタイプです。あまり温度も上げたくないし、でも遮光もしっかりしたい場合におすすめです。遮光率はみんな大好きダイオネット→ダイオ化成株式会社のもので30%~75%となっています。

シイタケや育苗で高い遮光率が必要な場合で用いられるもので、アルミやチタンを蒸着させたものもあります。ネットというかもはやシートです。断熱性が優れるので光熱費軽減にも有効です。

遮温性に優れたものが多いですが、遮光率は30%~50%ほどとあまり高くありません。チタンなどの温度上昇防止剤を融着させているため高温に弱い植物には適しています。

ブルーやピンクなど

特殊な遮光ネットです。

可視光に含まれる植物の生育に良い波長を選択的に透過させる働きがあり、光合成の質が向上し葉物の生育が早くなったり、花芽の立ちが良くなったする効果があります。
 

青色では、ダイオネットのダイオネオシェード蒼快(そうかい)がメジャー処です。

ダイオ化成と千葉大学大学院園芸学研究科との共同開発品で、赤色のよりカットし、ホウレンソウなどの軟弱野菜の生育を早める青色光を多く透過する仕組みになっています。青色光で光合成を盛んにすることで、ビタミンCやβカロテンなどのビタミン類の増加が期待できるようです。

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ピンクのネットでは、前にもじゃさんが使っていたものは光変換ピンク農法というやつで遮光率は20%くらいの葉っぱの生育を早めるものです。その時は胡蝶蘭で使っていましたが有意な差はみられませんでした(´・ω・`)

また、2017年のプレスリリースで、ピンクのネットで光合成を促進して収穫量を増やすってやつもありました。ドーワテクノスさんの光合成促進調光ネット「SpectralX」という製品ですが、楽天とかの通販では入手できず、こちらのページから資料請求や購入をするようです。

spectralx 調光ネット 光合成

→出典:株式会社ドーワテクノス 光合成促進調光ネット SpectralX

遮光率とは

遮光ネット 遮光率

太陽からの光をどれだけカットするかという数値

遮光率75%なら100,000ルクスの場合25,000ルクスになる計算です。
 

光量を遮っているだけなので特殊なネットを使わない限り入ってきた光には赤外線から紫外線まで満遍なく含まれています。
 

ということで、家庭用と農業用では用途が違います、UVカット機能の付いたサンシェードなどはガーデニングや植物育成には向いていません、ご自宅の日よけで使う分には良いと思います。

というのも、適度な紫外線は正常な生育を促します。

茄子なんかはいい例ですよね、紫外線がないと色がつきませんから。
 

なので、買う時は農業用のものを買いましょう。また、必要以上に高い遮光率のネットを使うと光量が足りず徒長したりしてうまく育ちませんので、適切な遮光率のものを使ってくださいね。
 

日本における平均的な日射量

日本の日射量

この値はおおよそで、経度や緯度、標高によっても変わってきます。あくまで目安として知っておくと良いと思います。

日光を浴び慣れてくると、肌のジリジリ感で「今日の日差しはヤバい、100,000ルクス以上あるんじゃね」というのが何となくわかるようになり、遮光ネットをかけるタイミングをきめ細やかに遂行することができます。

 

  • 真夏の海岸や真冬の高山 100,000ルクス以上
  • 南中時の直射日光 100,000ルクス
  • 晴天時 午前10時くらいの直射日光 65,000ルクス
  • 観葉植物の取説にある夏場の半日陰 50,000ルクス(遮光率50%という意味らしい)
  • 晴天時 午後3時くらいの直射日光35,000ルクス
  • 曇天時 南中 32,000ルクス
  • 観葉植物の照度上限 30,000ルクス(葉焼けのボーダーライン)
  • 冬の晴天時 20,000~50,000ルクス
  • 所謂レース越しの日光 20,000ルクス
  • 曇天時 日の出1時間後の日光 10,000ルクス
  • 明るい室内 5,000ルクス
  • 日の入り1時間前の日光 1,000ルクス
  • 観葉植物の生育最低照度 1,000ルクス
  • 蛍光灯の事務所 700ルクス
     

ということで、家庭用の光源では多肉植物はおろか観葉植物も育たないので、やはり日の当たる場所においてあげる必要があります。

住環境的に難しい場合は、植物用LEDライトなどで補ってあげましょう。

もじゃさんお勧めのライトはもちろんLUCHE( ´∀`)b
多肉植物の徒長を防いだ実績ありです!

ルクスとジュール

植物とライト 明るさ ルクス

上でルクスについてだ――っと数値を並べてみましたが、まあなんていうか、植物にしてみたらルクスってあまり意味のない単位だったりします。
 

ルクスは「人間の目」で見た時の明るさを基準にしているので、光スペクトルの分布で変数をかけて補正しています。

緑を盛るようにしているので、植物は緑いらない子ですから、ルクスで植物の光合成を語るのは本来ナンセンスです。現に、最近の論文ではルクスを用いることはほとんどありません。

で、ルクスばかりに気を取られていると、なんで?ってタイミングで葉焼けをします。それは、熱エネルギーを無視しているからです。
 

植物に対しての照度を扱う時の単位は1平方メートル当たりの光の量子の数で表します。

なぜなら、光合成するときに量子を葉緑素で受け取って反応をするわけだから単位面積あたりにどれだけ光量子が降り注いでるかが重要なのです。

明るいから光合成一杯できるんじゃなくて、光の粒子がいっぱいあるから光合成沢山出来る、というのが正しい解釈の仕方です。
 

そして、光量子の数はワット数やジュール数でも表すことができます。要するに光子の量=熱量とも取れますね。
 

真夏の直射日光の放射照度(ワット数)は、440 W m-2 ぐらいなので、光量子束密度に換算すると 440 x 4.57(変数) = 約2000μmol m-2 s-1。になります。同じく照度は光量子束密度に54をかければ換算できるので、110,000 lux ぐらいであることがわかりますね。

これらは大体の換算なので注意する必要があります。

J(ジュール) =Ws(ワット・秒)なので真夏の直射日光は440J となり、1 ジュールは標準重力加速度の下でおよそ 102.0 グラム(小さなリンゴくらいの重さ)の物体を 1 メートル持ち上げる時の仕事に相当します。

ということで、今回実験にご協力いただいた春萌さんの直径は約4cmくらいで5グラムなので、
 

5g/102g×440J=さっきのレディシアさんを21.5m持ち上げられる仕事量

です!

全然ピンときませんね!
 

多分天にも昇る気分ででしょう。
 

いや、そうではなくて、1J=0.24calなので 440Jだと約106calになり先ほどの株だと体はほぼ水分なのでざっくり計算すると、

15度の1g水を1度温度を上げるのに4.185cal必要なので

106cal/4.185cal/5g=5.065度

1秒に約5度上がるエネルギーを受け取っていることになります。

これを光合成で消費したり、蒸散したりして体温が上がり過ぎないように調節しているわけですが、キャパオーバーになると葉焼けするわけです。

これだと日差しの強さがイメージできそうですね。

 

何で多肉植物に多少ネットが必要かもう一度考えてみよう

多肉植物寄せ植え 日光

野生の多肉には温室なおろか遮光ネットなんて使ってないじゃん!いけるいける大丈夫!とはならないですよね。

まぁ、園芸は野生ではなく不自然な環境なので、人間が一手間二手間かけてあげないと育たないんすよ。

日本で自生しているタイトゴメは銚子の海岸ではわっさーっと生えてますが、だからと言って温室で手をかけてあげなければばっさばさになって枯れてしまいます。

観賞や繁殖を楽しむにはしっかり成長してくれるように、植物にあった環境を整えてあげることが大切です

多肉植物にとって日本の夏はあり得ない環境なので、ストレスやダメージの素をなるべく排除してあげるように工夫しましょう。

今回は遮光ネットについてなので、何で葉焼けをするかをちゃんと理解しておくことで、遮光ネットの張り方や水やりなどもレベルアップします。

葉焼けを防ぐために遮光ネットは必要

多肉植物は原産地では暑くても「乾いている」ので耐えることができますが、日本では日差しは強いわ、湿度は高いわで体温調節・代謝調節がうまくいかず、光ストレスを受け止めきれず葉っぱが火傷してしまいます。

日も暮れ始めた西日、晩春や初秋の少し涼しい昼間の和らいだ直射日光でも、長時間浴びたり、急に明るいところに移動させらた多肉植物ではやっぱり葉焼けします。

こういったことがないように遮光ネットは使った方が良いですよね。
 

何が原因で葉焼けする?

太陽の恵み

光エネルギーによって過剰につくられた活性酸素で自身の細胞を傷つけてしまうためと、体温調整の限界を超えてしまい代謝が乱れる、もしくは重要な酵素が失活してしまいその部分が枯死してしまうためです。

葉挿しや挿し穂をする時に根っこなしでポイって放置していても枯れないのは細胞が生きているからです。しかし、葉焼けしたり蒸れてダメになるときは細胞が死んでいるので自己溶解が始まってあっという間に溶けてなくなってしまいます。

多肉植物は強光下でも生存できるように、表皮に白い粉状の鱗片を付けたり、表皮を固くしたり、反射率の良い白系の色にしたりと様々な工夫をしています。
 

あとは、順化と言って環境に合わせて代謝や組織を調節して生きていけるようにもしています。

たとえば、強光下だと光エネルギーを受け取り過ぎないように葉緑素の形と密度を変えて受け流すようにしたり、逆に弱光下では少しの光でも効率よく光合成できるように葉緑素を高密度にして頑張る、ということをします。

明るいところで育てた胡蝶蘭は葉っぱはエメラルドグリーンになり、暗いところで育てた胡蝶蘭は葉っぱの色が深緑色になります。
 

順化は大体10日~14日くらいで行われますので、急に環境が変わると体調を崩してしまいます。また、瞬間的な強光だけでなく、西日のような一見弱そうな光でも長時間浴びると葉焼けすることが多いです。

西日は赤外線たっぷりなので意外と温度が上がりやすいです。
 

どれくらい浴びたら葉焼けすんの?って聞かれると、その個体それぞれです、としか言いようがないので、とりあえず熱くなったら遮光しましょうw
 

ここを気を付ければよい!

遮光 気を付けるポイント

ということで、一旦まとめなのですが、葉焼けする時期になると照度言えば100,000ルクス以上になりますので75%以上の遮光が必要です。
 

多肉植物に慣れていない初心者の方は夏は休眠しているものとして扱ってください

水やりは月一回程度に控え、肥料もあげません。萎れてきたなーって時の水分補給は土をさっと湿らす程度ですぐ乾くようにしましょう。
 

しっかり遮光して養生させてあげてください。

慣れてきてから締まった株になるように適度な日光浴や水やり・肥培管理を行い株の作り込みをしましょう。
 

油断ならない輻射熱

日当たりもそんなに良くないのに何で溶けたか分からない、けど良く溶ける。ってことないですか?

それ、壁や地面に近くないですか?

熱は性質上暖かいところから冷たいところに移ります。輻射熱と言い、暑くなった壁や地面から放出される熱のことを言います。冬場の放射冷却ですごく冷えるのも同じ原理です。

遮光ネット 貼り方 輻射熱

温められた壁や地面はコンクリートであれば65度に達することもあり、気温35度としても30度分の熱量は放出されることになります。

これを浴びた多肉さんはとてもじゃないけど耐えられませんので、植物体が暑くなりすぎるか、鉢の中が蒸し焼きになって根がやられてしまうかで枯れてしまいます。

画像の通り、放射熱が来ないところ、シートやネットで遮るものがある場合は影響は少なくなりますので無事なことが多いです。

とにかく夏は全方位から攻撃されますので、遮光ネットや遮温シートなどで守ってあげてください。

ミニ温室などではそこにブロックや発泡スチロールの板を敷くのはとても有効なので試してみてください。夏の高温だけでなく、冬の低温対策にもなります。

ということで、プロがおすすめする遮光ネットの張り方です。

おススメの遮光ネットの張り方

まずはもじゃさんの温室の遮光と保温カーテンの張り方をご覧ください。

遮光ネット 貼り方 温室
胡蝶蘭のハウスをそのまま多肉植物に使っていますので色々と使っています。

外部遮光には遮光率75%の黒のダイオネットで、時期や時間帯、日差しの強さで調節できるように巻き上げ型にしてあります。

胡蝶蘭やっていた時は内張りの遮光ネットも使っていましたが、多肉植物には少し暗いので現在は取り外しています。
 

自動保温カーテンは夏と冬のエアコンのために使っています。エアコンが付く時間になると自動で開くようにタイマーがセッティングされています。春と秋には全部閉めると空気が流れず蒸れてしまうので20㎝くらい隙間を開けて微妙な遮光効果で光量を調節してたりもしました。
 

換気用の天窓は非常に重要で、冷房を付けているときは必ず開けます。閉めていると図のように熱が外に出ていかないのでエアコン付けていようが40度超えます。空気の流れは超大事
 

サイドの内張りもないとやっぱり40度くらい行きます。ハウスの側面に当たった日光でアッツイ空気ができてしまいハウス内が暑くなりすぎてしまうので断熱するために必須でした。あと、微妙な遮光効果もあるので壁際の植物の葉焼け防止にも役立ちます。

あとは、多肉植物の周りの空気が淀まないように送風機も設置しています。
 

色んなものを使って遮光、断熱していますが、しかしこれだけあるから、夏も冬もエアコンなしで乗り切れています。

何が言いたいかというと、遮光と断熱は夏越に非常に重要なポイントです。
 

大きいハウスだけではなく、ミニ温室や家庭用のビニールハウスでも同じです。

遮光するときは断熱できているか、熱の逃げ場はあるか、風通しは確保できているかに気を付けて遮光ネットや保温カーテンを貼りましょう。

ミニビニールハウスや温室などの管理でネックなのは温度が上がりすぎることです。遮光ネットですっぽり覆うと熱が逃げないので多肉さんはやっぱり星になります。

ミニ温室などに遮光ネットをべた掛けする場合

遮光ネット 貼り方 オススメ べた掛け

遮光ネットを鉄パイプや塩ビ管を使って支柱を作ったりせず、べたっと乗せるだけの方法は一番簡単でよいですが、太陽光で温められた遮光ネットからの熱が伝わりやすく室内が高温になってしまいます。

そのため、温室の支柱に塩ビ管や角材などスペーサーになるものを取り付け遮光ネットと温室の間に10㎝くらい隙間を作ることが大事です。

また、地面と遮蔽物もあるとだいぶ違いますので一枚何か敷いておきましょう。
 

ミニ温室の場合、春、秋、冬は外張りのビニールをしているけど、夏はビニール外して骨組みだけになっていると思います。

骨組み+遮光ネットの場合は、べた掛けしたときに四隅をカットするなどして風の通り道を作っておきましょう。遮光ネットは網目状ですが、遮光率の高いものは風通しが悪いので気を付けましょう。

遮光ネットをシェードのように使う場合

 

遮光ネット 貼り方 シェード

べた掛けせずに、庇(ひさし)に固定したりして大きく影を作るシェードのようにして使う場合は、横からの日差しが入らないよう幅を広めにとりましょう

ひさしに固定する場合もですが、骨組み作ってシート状にし壁に立てかける場合も多肉の棚は壁から30㎝くらい放していると良いですね。
 

なので、結構場所を使いますが、横が開いているので蒸れる心配はかなり低いですし、作業の度に遮光ネットをどけたりする手間も省けます。

ただ、しっかり固定しておかないと風が吹いたときに外れてしまい、直射日光を浴びてしまう危険性がありますので注意してくださいね。

 

遮光ネット以外のおすすめ資材

圧倒的に簾(すだれ)です。安いし風通しも良いし、結構遮光もしてくれるのでおすすめです。大きめにとって三角にかけてあげれば即席の日よけ室が作れます。ただ、大きくてかさばるのと強風対策が必要なことがデメリットですね。

 

遮光ネットの正しい貼り方のまとめ

多肉植物 夏の管理 日当たり 遮光ネット

日本の高温多湿が苦手な多肉さんたちは暑くなってくるとどうしてもだめになってしまう確率が高いです。

原因は蒸れによる腐れと強光による葉焼けですね。

腐れや葉焼けが起こった場所は雑菌に対しての防御力がほぼゼロになってしまうので、株全体がダメになりやすいです。
 

なので、熱気や湿気が滞らないように風通しを維持するような配置で植物にダメージを与えないようきちんと遮光してあげることが夏越の大事なポイントなんです。

日光当たりすぎている植物の葉っぱを触ると暖かくなっていることが分かります、逆にまだキャパに余裕がある場合は植物特有のひんやり感があります。

文字ベースの知識も大事なのですが、肌で感じる、ということは植物を育てるうえで大事な情報です。

この時期のこの時間はこれくらいの日当たりが良い、というのは住んでいる場所や屋内・屋外かでも全然変わります。

日々植物を観察して、変化に気を配りましょう。

 
自分の多肉さんたちの置き場所にあった遮光ネットの張り方で工夫して夏を乗り切ってください!
分からないことがあればLINE@で質問受け付けております!

 

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