お店で買った多肉植物が根腐れした!そんなときの考え方と対処法

お店で買った多肉植物が根腐れした!そんなときの考え方と対処法

はい、まいど、もじゃさんです。

2021年に書いて下書きになっていたものを今更公開しましたw
 

こう、「ビビビッ」て来てお迎えした多肉さんをお家に飾るのってテンション上がりますよね!

多肉植物はほんとにもう様々な色形があって、ガラスの瓶やおしゃれな鉢に植えてインテリアにも人気です。

 

キラキラプリプリのオブツーサなんかはいつまでも眺めていられるんですよ。

ピリフェラとオブツーサの違い

でも、あまりうまく育てられずに徒長してしまったり、根腐れしてしまったりでしょんぼりしてたことのある初心者の方も多いと思います。
 

園芸店や植物園で買ってきたままだし、プロが育ててるから育ちやすいんでしょ?

買ってきたままで育ててるんだけど、上手く育たない!

 

まぁ、それはちょっと難しいですね。

ということで、今回はお店で買ってきた多肉植物と長く仲良く付き合うコツを紹介します。

もじゃさんちの多肉が調子悪い

おうちのキッチンにある多肉スペースは妻のスペースで、基本もじゃさんアンタッチャブル。

妖しい肥料とか実験とかしだすからだって。

でも、多肉がお家でわさわさ育っている様を見るのはとても楽しいのです。
 

んで、窓の透け感がとっても気に入って春ごろに購入したハオルチア コレクタの交配種。

何か様子が変です。

↓発見時の様子

ハオルチア コレクタ交配種 なんか調子が悪そうです

 

下葉が傷んで、肌の色も変。窓は凹んで、土がかなり湿っている。

そうです、根腐れです。
 

この株を買ったときは根鉢ができるぐらいびっしり根が張ってて、植替え直ぐにしなきゃねーって話してたんですが、バタバタしててそのままになっていました。

ということで緊急手術(植替え)です。

根腐れした多肉植物を植え替えてみる。

始めにまず言っておきたいのが、この鉢を販売していたところが悪いんじゃないし、何だったらおっちゃんいつも朗らかで大好きだし、すごくリスペクトです。

恐ろしいほど多種多様な植物をいろんな種類の用土で管理しているんだからほんとすごい。

あれは積み上げられた知識と経験がないとできんよ。
 

で、患者さんなんですけど、鉢から抜いたらこんな感じ。

ハオルチアを鉢から抜いてみたら根が腐ってた件

この砂地の用土とプラ鉢だと屋内の日当たりそこそこの環境は不向きなんよ。

ちょっと水ですごく湿ってしまうから。
 

これでしっかり育つのは、生産者独自の温室の環境と管理のやり方があってこそなのです。
 

家での管理も水はしっかり乾いてから土全体が軽く湿る程度で大丈夫よーと伝えていたのですが、この用土は塩梅が難しい。。。
 


 

傷んだ根を除去するとこんな感じ。太い主根が残っていてよかった。
 

ということでもじゃさん謹製の用土で植替えです。

ハオルチア コレクタを水はけのよい自家製用土に植替え

通気性と水はけを重視した培養土です。

ウッドチップバークとパーライト、バーク堆肥にその他ごちゃごちゃ混ぜくってます。
 

しばらく、養生しながら秋の成長期にプリ艶になってもらいます。
 

培養土についての考察

多肉植物に限らず観葉植物、野菜の苗に使われているポリポット、プラ鉢、そして用土はほとんどの場合、買った後そのまま育てることを考慮されていません。植え替えることがが前提になっています。
 

でも、みんなが買いやすい価格で提供するにはしょうがない部分もあります。

 

生産者が植物を出荷するまでの育てている環境は特殊で、お家のガーデニングで作る環境とはかけ離れています。

管理方法も生産ベースが作れるようにカスタマイズされています。
 

そこの環境で育てるために使っている土や用土で、買った人の環境で同じように育てられる方がすごいんです。

砂みたいな培養土の多肉植物

例えば、この手の細粒赤玉土と謎の培養土をベースに少量のもみ殻燻炭が入っているようなパターンの黒のポリポット。

この手も先ほどの砂みたいな土同様、少量の水で結構湿ります。ちょっと違うのは赤玉土が多いので水はけが良く、自然乾燥もさっきの土よりも早めです。

ですが、全体的に目が細かいため水を多く保ちやすいです。ギュンと速やかに吸水するような種類の株で、乾きやすいところには向いているかもしれません。
 

これ↓は砂場の砂みたいな感覚です。

腐植や有機質もしっかり入っている感じなので、なんか色々混ぜている気がします。

ハオルチア コレクタ交配種 なんか調子が悪そうです

本当の砂場の砂みたいにドロドロべちゃべちゃにはならない粒の大きさだけど、一度大量の水を含むとべチャッとなるので、全体的に軽く湿る感じの量の水やりができるとすごく良い。

適度な湿り気に栄養も十分なので、日当たりと通風をしっかり与えることができるなら、がっちりした株が育つと思います。

実際、この株は買ったときすっごい根が張ってましたから。
 

ちなみにもじゃさんのところは、さっきの配合の培養土にポリポットで買った後でも育てやすいような感じで苗は販売しています。

透明ポリポット佳いよ!

土の湿り気もわかるし、根が伸びていくのが分かっって愉しい!

お家で多肉植物を枯らさずに仲良く付き合うポイントのまとめ

一番大事なのは、自分が育てようとしている場所の環境に合った鉢や土を用意してあげることです。

生産者が育てている環境で合っている鉢や土とお家に合ったものは全然違います。

なるべくならすぐに植え替えて環境を整えてあげると良いでしょう。
 

あと、他にも多肉を育てている場合は、それと同じようにそろえてあげるのもポイントの一つです。管理がしやすくなります。
 

気に入って買ったけど、初めてで何が何だかどうしてよいかさっぱり分からないよー、って人はまずは基本に忠実にチャレンジしてみるのが良いと思います。

いまはホームセンターやガーデニングショップなどでも多肉植物用の培養土が売っていますので、ブレンドしたりは慣れてきたらにして、サクッとそのまま使いましょう。

リメ缶やおしゃれな陶器の器など使いたい気持ちも分かりますが、穴の開いていないものは結構水加減難しいです。

リメ缶や器に直接植えるのは控えて、プラ鉢やポリポットに植えたままにして、オシャなやつらは鉢隠しのように使うと佳きだと思います。

 

これは慣れてきてからでいいのですが、買ったままの土や鉢でどうやったら綺麗に育てられるんだろう?と考えるのも面白いと思います。

 

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