乾燥に強く強靭な生命力を持つ多肉植物だからこそできる、多肉植物のコルクの寄せ植え。
見た目もオシャレで手入れも簡単なうえに土を使わないので
インテリアとしてお家のどこにでも飾れます。
ワインコルクであれば銘柄ごとに柄が違い複数で飾るとよりお洒落に見えますし
シャンパンコルクであれば蓋のワイヤーを利用してフックにして吊るして飾ることもできます。
ダイソーやセリア、キャンドゥーなどの100均に売っている
ナチュラルテイストの器と合わせても可愛く飾れます。
そんな使い勝手の良いコルク多肉の作り方と育て方を紹介しますので
参考にしてください。
コルク多肉の作り方
材料
- お好みの多肉植物
- コルク
- ミズゴケ
使う道具
- 穴あけドリル(Φ8~10mm)
- 竹串
まずはコルクの準備です。
最近はメルカリやフリルなどのフリマアプリでもヤフオクでも
DIY用にコルクがまとめて売られているので、そう言ったところで購入すると良いでしょう。
購入するときの注意点としてはワインオープナーできれいに開栓されているかです。
コルクの側面に穴が開いていたり、無理やり開けて崩れていたりするものも
混ざっていることもあるのできちんとしたものが入っているか確認は必要です。
お気に入りのコルクが見つかったら穴あけです。
コルクの模様を見て縦置きか横置きかを決めます。
縦置きの場合は簡単で
平らな部分の中心にドリルを当てて最初はゆっくり回して穴をあけやすいようにします。
ある程度削れたらぎゅーんと回して穴を2㎝くらいの深さにしましょう。
この時、穴をあけすぎたり、斜めに開けたりしてドリルが飛び出して
手を傷つけないように気を付けましょう。
穴がきれいに空いたら完成です。
次に多肉植物の準備です。
お気に入りの多肉植物でカット苗を作りましょう。
コルクの穴に差し込む部分も作らなければならないので
茎だけの部分を2㎝くらい残しておくと作業がしやすくなります。
多肉植物は切り口が乾いていないと雑菌が繁殖してしまい腐ってしまうことがあります。
清潔なミズゴケを使えばあまりないですが、
多肉植物を根腐れさせてしまうような微生物はどこにでもいますので
万全を期すならハサミなどで多肉植物を切ってから
傷口がしっかり乾くまで待った方がよいと思います。
最後にミズゴケの準備です。
ミズゴケは新品のものはパサパサに乾いており加工も作業もしづらいです。
なので、水を吸わせて元の状態に戻します。
水は汲み置きのものは使わず水道水を使いましょう。
また、ミズゴケは再利用の物でも大丈夫ですが
その際にはしっかり殺菌してから使いましょう。
これで使う材料の準備が整ったわけで
早速コルクに多肉を寄せ植える作業に入るわけです。
まぁ穴にミズゴケ入れて多肉を挿して竹串でミズゴケ詰めて固定するだけなんですけど
ちょっとしたコツがあります。
コルクをこのように横にもってミズゴケを穴の半分くらいまで詰めます。
そこに多肉植物のカット苗を乗せるように置きます。
多肉植物の茎の上に最初に詰めたミズゴケと同じくらいの量を
ぐっと丸めてちょっと固くしたものを乗っける、というよりは
茎と穴の開いているスペースにちょっと詰めます。
この上に乗せた水苔を竹串でぐっとねじりこむような感じで押し込みます。
こうすると結構きれいに固定できます。
簡単なので是非チャレンジしてみてください!
コルク多肉の育て方・管理の仕方
基本的には大きくならないので「育てる」というよりは
「維持する」という意識で管理すると良いと思います。
何故大きくならないかというと、盆栽と同じ理論で根っこが伸びることができる範囲で
地上部の大きさはだいたい決まります。
ということで、コルクに空けた小さな穴に植わっていますので大きくなれません。
しかし、やはり生き物なので成長はします。
この時水が多かったりすると簡単に徒長してしまいますので基本的に水やりは控えめです。
水苔で作ったコルク多肉は、コルク自体は吸水性・保水性に乏しいため
コルクだけ水に浸しても水やりができません。
コルク多肉への上手な水やりの方法
コルクの穴は小さいし、ミズゴケがちょっとしかないのにどうやって
満足に水をあげればいいの?とお思いの方は多いようです。
水が少ししか入らないから頻繁に水を掛ければいいんじゃないか、一度にたくさんあげればいいんじゃないか、と思うでしょう。
ダメです。
多肉さんはもともと乾燥に耐える性質がありますし、たくさんの水は苦手です。
また、お水が十分にあることで無理に成長しようとして
徒長して茎だけ伸びてかっこ悪くなってしまいます。
なので、コルク多肉への上手な水やりの方法は
- 霧吹きでシュッシュと満遍なく多肉と水苔を湿らせる
- プリンカップのような容器に水を張り、水苔が浸るようにして1分くらい浸けておく
です。
水やりのポイントとして
- あまり量をやりすぎないこと
- 頻度を控えめにすること
- 水やりした後は風通しの良いところでしっかり乾かすこと
以上の点を気を付ければ、長くコルク多肉を楽しむことができます。
風通しの良いところでしっかり乾かす、というのはとても大事です。
多肉植物の根っこがずっと湿った状態だと根腐れが起きますし、
葉っぱの脇にも水が溜まったままになっていれば蒸れて
そこから腐ってしまい枯れてしまうことがあります。
なので、鉢植えや寄せ植えの多肉植物同様に
蒸し暑い日・雨の日・水滴が凍ってしまうようなすごく寒い日は水やりは控えましょう。
水やりの間隔
おおむね7~10日に一回水やりをやれば大丈夫です。
うちのこの子はたぶん1か月くらいあげてないです。(すまぬ
【写真】
しおしおになってしまっても
荒療治的にどぶ漬けすれば回復しますし、少し水やりの間隔を狭くしてあげれば
ゆっくり萎れは回復していきます。
多肉植物は強いのです。
コルク多肉を育てるのに肥料って必要?
必要と言えば必要なのですが、塩梅が難しいです。
肥料は植物の成長に必要な栄養がたくさん入っているものです。
しかし、多肉植物の根は肥料焼けを起こして根を傷めやすくもあります。
また、栄養がある、水分はある、でも日差しがないという状況は
部屋の中で飾っていると確実になります。
そうなるとやっぱり徒長します。
肥料を適量あげることができれば、締まった色形の良い多肉植物にはなりますが
通常の生育環境とはだいぶ勝手が異なるので無理に上げる必要はないと思います。
実際、もじゃさんはコルク多肉を家で飾る場合は肥料をあげません。
水をかなり少なめにします。
そして、たまに日光浴をさせますが、基本室内なので日当たり悪いです。
そんな中でも意外と大丈夫です。
ちなみに、温室で生育させるときは肥料ではなく栄養剤の様なものを薄くして与えます。
自家製の発酵液です。
あとは、玄米酵母液とか、万田酵素のすっごい薄いやつとかを潅水用の水に混ぜて水やりをします。
ネットの通販にしてもイベントでの物販にしても
色形の良いコルク多肉で、より喜んでもらいたいです。
あえて肥料をあげるとすれば、月に一回ごく薄い栄養剤を
水やりの時にあげると良いと思います。
コルク多肉の飾り方
あなたの腕の見せ所です(`・ω・´)
ただただ置くだけでも良し
コロンと転がしておいても良し
ダイソーやセリア、キャンドゥーなどの100均に売っているマグネットを
背面に取り付けて冷蔵庫に貼ってメモを止めても良し
マクラメで網を編んで中に入れてハンギングにするもよし
飾り方自由ですヾ(*´∀`*)ノ
もじゃさんのおすすめは
コルクにワイヤーを刺して食器のようにアレンジしたものに
多肉植物を植えたものです^^
※植えたものは売れちゃってコルクしかなかったよ
後はハオルチアもとても相性がよく
見た目が可愛いのもさることながら、乾燥耐性がめっちゃ強く成長もゆっくりなので
お手入れが多肉より楽です。
しかし、コルク多肉に合うようなサイズのハオルチアは
基本的には販売されていないと思います。
かなり小さいので。
入手方法としては
- 自分で親株を育てて子株が出てきたところで丁度いい大きさのを採取する
- メルカリなどのフリマアプリやヤフオクで探す
- もじゃさんに在庫があるか問い合わせる←おすすめw
が考えられます。
サイドボードに置いたり、カップに入れて食卓を彩ったり
デスクに置いて癒しを求めてみたり
色々できます!
土を使っていないのでコロンと転がしても汚れることが無いので
安心して飾れます。
是非コルク多肉を120%楽しんでみてください!
コルク多肉の育て方で分からないことや聞いてみたいことがありましたら
下記のリンクからLINE@に登録してメッセージをいただければ対応いたします。
たまに返信に時間がかかるときもありますが、生暖かい目で見守ってやってください。
必ず返信いたします。
最後にコルク多肉にお勧めな多肉植物ランキングです
もじゃさんの独自の見解によるコルク多肉にするのに
オススメな多肉植物ランキングです。
入手のしやすさ、管理のしやすさ、見た目などをもじゃさんの偏見で
順位をつけています。
入手のしやすさ偏
コルク多肉にお勧めランキング1位
子宝草
見た目のかわいらしさと入手のしやすさ、管理のしやすさ、丈夫さ
どれをとっても高得点なので1位です。
徒長しにくく、葉っぱがぽろっと取れてしまうこともない
安定感抜群の多肉さんです。
さらに、験も良く子宝に恵まれる・繁栄の象徴でもあります。
写真が上で掲載したやつしかないので申し訳ないです。
コルク多肉にお勧めランキング2位
金の生る木
こちらも見た目のかわいらしさと入手のしやすさ、管理のしやすさ、丈夫さ
は高得点です。
ただちょっとありきたりすぎるので2位
名は体を表すで、葉っぱが小銭のような形をしていることからこの名がついたとされています。
もちろん金運の象徴です。
でも、安易に西に飾っちゃだめですよ。
意外に夏の強い西日で葉っぱが焼けてしまうことがあるのでちょっと注意。
コルク多肉にお勧めランキング3位
グリーンネックレス
長く垂れ下げるととってもお洒落で徒長してもそれなりの見栄えを保ってくれます。
丈夫と言えば丈夫なのですが、水不足になると丸い葉っぱがシワシワしてしまい
見栄えが悪くなります。
水やりの間隔を通常よりも短めにとるといいと思います。
グリーンネックレスをはじめネックレス系の多肉は品種も豊富で
- グリーンネックレスの品種で葉が涙の形のエンジェルティアー
- ルビーネックレス
- ドルフィンネックレス
- ピーチネックレス
- アーモンドネックレス
- 三日月ネックレス
等があり好みや飾る場所の雰囲気に合わせて選べます。
ただ、難点としては束にして向きをそろえてコルクに詰めるのが難しい。
ほんと難しい。
でも上手く詰めるとこんな感じですごくオシャレになります。
マグネットを背面に貼って冷蔵庫に貼り付けています。
なので3位
逆にお勧めしない多肉植物
セダムでに葉っぱの薄くて成長の早い品種
- ゴールデンカーペット
- 薄雪万年草
- ヒスパニカム
- 丸葉黄金万年草
- 姫星美人
- パープルヘイズ
- 玉葉
- 虹の玉
- 乙女心
など。
というか植えづらいです。
そして植えてもすぐ萎れます。マジ不向き。
グラプトペタルム系・グラプトセダム系
- ブロンズ姫
- ピーチ姫
- 秋麗
- 朧月
等々。
生長がはやいので徒長しやすいです。
あとは切り口が生のままコルク寄せ植えにすると、雑菌が繁殖して腐りやすいです。
なまじ葉っぱに大量に水分を抱えている分
日光不足・肥料不足になるとそれを使って茎を伸ばしてきます。
日当たりの良いところで、水を控えめに育てていたら
虹の玉は結構長い事形を保っていました。
コルク多肉を楽しむために
見た目がお洒落で手入れも簡単ですごくお勧めです。
色んな種類の多肉と色んな銘柄のワインやシャンパンのコルクで
お気に入りの一品を見つけてほしいです!
しかし、植わっているものは生き物ですので、管理はしっかり行いましょう。
正しい管理をして愛情いっぱいお世話をしてあげれば
きっと多肉さんも愛情を御礼に返してくれます。
新しい多肉ライフの1つとしてコルク多肉を楽しんでみてください♪
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