レディシアは季節によって違う姿を見せてくれるので育てるのが楽しい品種です。エケベリアの特徴でもあるロゼット状の葉っぱも美しく、花も咲きやすいのでホームセンターなどで売っていたら連れて帰ってみてくださいね。
緑のつやつやの葉っぱで寄せ植えに入れると存在感があり、紅葉もするのであると便利なんでもじゃさんは結構積極的に育てています。
レディシアの概要
レディシアはセデベリア属という聞きなれないに属します。セデベリアは、エケベリアとセダムの属間交配種してできた種が属しています。属間交配種とは異なる属の植物を人為的にかけあわせてできたものをいいます。
葉挿しでよく増えて耐寒性・耐暑性も強く初心者も失敗しにくい品種です。しかし、セダムの性質で茎が縦に伸びるのが若干の扱いづらさでもあります。
セダムとエケベリアの良いとこ取りのセデべリアならではですね。
レディシアの基本情報
- 植物名
- レディシア
- 学名
- Sedeveria Letizia
- 英名
- Letizia
- 科名
- ベンケイソウ科
- 属名
- セデベリア属
- 原産地
- 交配種
- 流通名
- 万華鏡、レティジア、レディジア
- 成長型
- 春秋型
- 花言葉
- 煌めき・元気 byもじゃさん
レディシアの育て方
水やり
基本は「しっかり乾かしてからたっぷり与える」です。
土を満遍なく湿らせて注いだ水が流れ切った後、
鉢を持ち上げた時にしっかり水の重さを感じることができれば
オッケーです(※鉢植えを想定しています。)
目安としては
春と秋 10日に1回 (土がしっかり乾いてから3日後くらい)
夏と冬 20日~30日に1回
生育旺盛で水が好きなのでよく伸び、すぐに徒長しますので水は控えめの方が締まったかっこの良い株になります。
また、水をあげすぎると下葉がべローンとなってかっこ悪くなります。
葉っぱには大量の水を含んでいるため、耐寒性が強いとはいえ油断すると凍ります。冬は休眠期ですので、水の量は極端に減らしたほうが良いです。
植物体内の水分量が少なくなることで凍りにくい体になっていますので、
水をたくさんあげるとその状態が解除されてしまって凍ってしまうことがあります。なんだったら葉っぱがシワッシワになるまで水あげなくてもいいです。
夏も休眠しています。水をあげると蒸れて根腐れを起こしやすくなってしまいます。下葉も取れやすくなってしまいますので冬と同様に控えましょう。
また、レディシアは体内に水が少なくなってきてもあまり表情を変えないので、
水やりのタイミングがつかみにくくもあります。
葉っぱに張りや艶がなくなってきたあたりが水やり適期かと思います。
葉っぱが凹んできたら結構水が足りなくなってきています。
成長期には凹むほど水を切らさない方が良いでしょう、生育に悪影響が出ます。
休眠期は上述している通り葉っぱが凹んでふにゃるまで上げなくても大丈夫です。
土について
乾燥に強く水が少なくても大丈夫、と言ってもある程度の保水力は必要ですのでバークチップのみ、ゼオライトのみのような極端な用土は避けたほうが良いと思います。
また、土の通気性も大事なので粘土質の土や粒子の細かい物を多用すると土の中で窒息してしまい根腐れの原因になります。
園芸店などで売っている多肉植物用の土を買えば間違いないです。
自分でブレンドしたい!という方は以下の分量を目安にすると良いと思います。
赤玉土(小粒)5:パーライト3:腐葉土2
ハンギングにする時は、軽量化のためピートモスやバーミキュライトやパーライトなどの軽い物を多めに入れると良いです。
肥料について
春と秋の穏やかな季節に旺盛に成長しますので、月1回与えると元気に育ってくれます。
夏と冬は肥料を与えない方が良いと思います。
この季節は休眠期なので夏は肥料が残ると腐敗の原因になり
、冬は肥料を吸収せず残ったままになり、どちらも根を痛める可能性が高くなります。
基本的に多肉植物は肥料を多く必要としません、小食なのです。
なので、多量の肥料は根がすぐ傷みます。
植込みの時に入れる肥料や置き型の肥料は使わず、液体肥料がおすすめです。
多肉植物・サボテン用か観葉植物用のものを使うとよいです。
与えるときは既定の希釈倍率よりもさらに倍の薄さであげましょう。
例:規定濃度 1000倍希釈→2000倍希釈で与える。
アミノ酸やビタミン、ミネラルなどを多量に含む有機発酵肥料は用法用量を守れば
効果は絶大でモリモリ育ってくれます。
たまーに、勢いがつきすぎて生殖成長である花を咲かすということをせずに、
栄養成長である葉っぱを伸ばすことしかしなくなることもあります。
病害虫
増やし方
葉挿し…葉っぱを付け根から取って土に置いておくだけで簡単に発根し成長します。
葉っぱが小さいと時間はかかりますが1cmくらいの小さな葉っぱから可能です。
3cmくらいになる大きい葉っぱだとその後の生育が早いのである程度大きい物でやることをお勧めします。
挿し穂…茎だけの部分を1㎝くらい作り土に挿しておくと2週間程度で発根しそのまま成長します。
安定して発根して活着後の予後も良いです。
切ったところからは元の茎より細くなりますがしっかり新芽を出してくれます。
茎の太さが2mmを超えてからが良いでしょう。
挿し芽の場合、切り口から細菌感染し壊死してしまうことがあるので、
切り取った後は風通しの良い日陰で2~3日乾かしておくと良いです。
また、レディシアの場合は縦に伸びて下葉の落ちやすい性質があることから仕立て直しにも使えます。
根っこが残っている方はそのまま植えておけば子株が生えてきますので、増やすように取っておくと良いでしょう。
耐寒性
条件にもよりますが、霜に当たらなければ-3度くらいまで耐えられます。
地面から80㎝くらい高い苗床ならば、香取の冬を加温なしの温室で乗り切ってくれます。
一般的には5度を下回るようになったら保温対策を考えましょう。
日当たりについて
日当たりの良いところを特に好みます。しっかり日光に当てると色づきも良くしまった株になります。
ただし、夏の直射日光は葉焼けの原因になるので半日陰で管理すると安全です。
知っトク情報
味について
マルシェ出店用の寄せ植えを作っているときに、そういえばこいつ食べたことないなーと思い、つい。
下葉の形を整えるがてら1枚。
やはりセダムとの掛合わせだけあって非常に食べやすかったです。表皮が少し厚めなので苦味はセダム類の美味しい子たちよりは強いです。
シャキシャキとした食感がナイスだと思いました。
そして、残った株はスタッフ(もじゃさん)が美味しく寄せ植えに仕上げました。
花言葉について
花言葉がどこにもなかったので
エケベリアの花言葉の優美やたくましさ、穏やか、風雅
セダムの花言葉の静寂や落ち着き、私を思って下さい、記憶、枯れる事のない愛、星の輝き
なども加味しながらもじゃさんの植物リーディングで出てきたのは
きらめきと元気
です。
なので、これにしましょうΣb(`・ω・´)
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