肥料と植物活性剤ってちがうの?

まず、植物活性剤とは

肥料と異なり植物の三大栄養素(窒素・リン酸・カリウム)が
国が定める基準値以下のもので植物に必要な栄養素が入っているものです。

栄養剤

ちなみに、肥料取締法の中で家庭園芸用の肥料は「チッソ・リン酸・カリウムが0.1%以上、
あるいは2成分以上の合計量が0.2%以上含むもの」とされています。

なので、肥料と活性剤は根本的に使い方が違います。
人間でいうところの食事とサプリメントくらい違います。

肥料は植物の体を作ったり、植物内での様々な性化学反応をするための主たる材料となるので適宜必要になります。
しかし、食事なのでやたらめったら与えて良いわけでもないですし、それぞれの栄養素は必要最低限の量などが決まっています。用法用量を守りましょう。
植物が元気がないからと言って肥料を与えると食あたりを起こしてもっとひどいことになります。

対して、植物活性剤はサプリメントなので食事の代わりにはなりません。食事の時間にサプリメントを出されてもしょんぼりしますし、しっかりした体は作られません。

しかし、ちょっと元気がないなー1本行っとく?の栄養ドリンクとか、
すっごい調子よさそうだからここで勢いつけてもらおう見たいなプロテイン的使い方ができます。

肥料ではないので、植物の体にかかる負荷が少なく補助栄養素を補給することができるので、肥料よりは用法用量を気にせずに気軽に与えることができます。
※だからと言ってサプリメントでも与えすぎはダメです。人間の食事や健康管理と同じように考えましょう。

ということで、まとめ。

肥料→植物の体を「作る」ために与える
活性剤→植物の体を作るのを「助ける」ために与える。

です。この違いを把握しておきましょう( ´∀`)b

じゃあ、植物活性剤って具体的に何が入っているの?

肥料アンプル通常市販されている、植物栄養剤・植物活性剤は成分表があり主に以下のものが入っています。

・ごく微量の三大栄養素(1成分が0.1%未満、もしくは2成分の合計が0.2%未満)
窒素・リン酸・カリウム

・植物が育つのに不可欠な微量要素(ミネラル類)
鉄、銅、亜鉛、モリブデン、マンガン、ホウ酸、塩酸など

・植物が体を作りやすくするための栄養素
アミノ酸、核酸、ビタミン

こんな感じです。
市販されている化成のものは成分がきっちりしているので安価で使いやすいです。
いわゆる、無機物の栄養素がメインです。

ようやくここで、醗酵性植物活性剤の登場です。

書いてあるように微生物の力を借りて作られた植物活性剤です。

これは具体的に何が入っているかは

 

分かりません(泣

ある程度何が入っているかは、成分表に記載があります。が

いや、ほんとカオスなんです。
だけど効果はほんとすごい。癖が強い感は否めない。

醗酵のベースになるものでも成分に大きな違いが出てきます。
動物性たんぱく質をベースに醗酵させたもの→アミノ酸が豊富
植物性のものをベースに醗酵させたもの→糖類、ビタミンが豊富

何を材料にするかでも異なりますし、醗酵している菌の種類や工程でも異なります。

堆肥

アミノ酸を単体で肥料として与えた場合にいろんな作物で
成長にどんな影響を与えるかを調べた論文があるのですが、
品目やアミノ酸の組み合わせで異なる結果が出ていますし
(参考資料:植物のアミノ酸吸収・代謝に関する研究 )

アミノ酸は互いに競合、相乗、拮抗作用するので

いや、ほんとカオスなんです。(2回目)

ただ、醗酵性植物活性剤は一度生命を構築していた
物質を有機物単位でバラバラにしたものなので

 

植物が吸収した際に、

無機物から生合成を行うよりも何ステップも省略出来て

成長に非常に有利に働きます。

 

生合成を行うには人間でいうところのカロリーみたいなエネルギーが必要なので
省略した分のエネルギーで葉っぱや花、そして果実を充実させることができるので

結果として品質の良い作物ができる。

ということになります。

いろんな種類の商品が出回っていますが
こればっかりは、どれが一番良くてこの作物にはこれ!ということが無いです。

自分の生育スタイルと品目でだいぶ異なりますので
使ってみて一番しっくり来たものを使うといいと思います。

私は、色々試した結果

自分で作ったものが一番いいという結果になりました(`・ω・´)
(なにせずーっと試行錯誤ができますのでw)

肥料や植物活性剤でやってはいけないこと

パンダメ

肥料と植物活性剤の違いが分かったところで
使い方の注意事項です。

まず肥料は先も述べたように食事なので、
いつでもどんな時でも与えていいわけではありません。

植物がくたーんとして元気がないときに元気になってもらおうと肥料を与えて
枯らしてしまう人が多いです。

肥料を与える前にいくつか原因をチェックしてみましょう

1. 水やり忘れていて葉っぱが萎れて元気がない
2. 病気や害虫の影響で葉っぱが黄色くなったり落ちたの
3. 水をたくさん与えているのにいつまでの葉っぱが萎れている

これは肥料を与えてはだめです。

1は人間で言うなら長いこと何も食べていない人にいきなりステーキを食べさせるようなものです。
この場合は水のみの方が良いです、肥料で濃度を濃くすると浸透圧の関係で水を吸い上げるのにエネルギーを使うので余計な手間はかけさせない方が植物にとって優しいです。

2は体力が弱っているので肥料を与えてもすべて有効に使えません。
土に残った肥料分は病原菌や害虫の繁殖の原因にもなるので、病気や害虫を根絶して多少体力が戻ってから時期を見て肥料を与えましょう。

3の場合は、根腐れなので肥料を与えても吸収する根っこがないので肥料分が土にまるまる残って根っこを傷めさらに悪化します。傷んだ根を清潔なハサミで除去し土を清潔なものに換えて根っこがしっかり出るまで養生しましょう。

1と2の場合は活性剤はある程度有効ですがやりすぎは厳禁です。
3は土に活性剤はダメですが、霧吹きなどで薄めて散布するのは有効です。

じゃあ、どんな時肥料を与えるの?

植え付け時、植物の成長期や花を咲かせる直前、花の終わった後など、
節目節目で必要な分だけ与えます。

粒状のものを土に直接混ぜ込むか、緩効性の置き肥を株元に使用します。
ただし肥料が直接根に触れると肥料やけを起こして根腐れの原因になりますので、
濃度や混ぜ込む位置には十分注意して下しさい。

緩効性の粒状肥料ではマグアンプが使いやすいです。

 

しかしそれでも用法用量はありますので、それぞれの説明書きをよく読んであげてください。

最後に

植物の栄養摂取も理屈は人間とそんなに変わりません。

植物にとっての食事の栄養バランスや量は、自分のことや我が子のように接してあげると
分かりやすいと思います。

正しい肥料や活性剤の使い方を覚えて、元気な植物を育ててくださいね(*´▽`*)

四葉のクローバー