多肉植物を室内で飾るとどうしても徒長してしまう、よくある植物用LEDライトを使うと赤紫の光で部屋が怪しい雰囲気になる。という悩みが一気に解決するお洒ンティな植物育成ライトのLUCHE。もじゃさんめっちゃ使っています。
これは道の駅で買ってきた玉扇のギザ青竜。
買った直後から根っこの調子が悪かったので、色々試してみた結果、もじゃさんちのルーチェを使った集中治療室に入ることになりました。
まぁこれは別の話題なのでこれくらいにしておいて、とにかくもじゃさんはこのライトをよく使っているのです。
ルーチェの取説には光源から8㎝のところで5,200lxなので、本葉が出たらこのくらいの距離感で使ってくださいと書かれています。
せっかく照度計があるのだから、いろんな距離で光量がどうなるかを調べてみよーということでパパっと測ってみました。
植物用LEDライト LUCHEを実際に測ってみた
ということで、家の中で日光の影響を受けないところと言えば仕事部屋。暗いんです。デスク周りの荷物をどかしていざ計測です。
しかし残念なことに、
うっかりしてて何センチかというのが分かるスケールを後ろに置いときゃ大丈夫だろう、という雑な感じでやったため、取説にある推奨距離を測り忘れました。
すまぬ。
後で測ったのですが、光源からアクリルランプサインの先端までの距離は6.8cmでした。
なので、約7㎝として、後ろのスケールの距離と合算して測定値とします。
LUCHE 光源から35センチ
照度計は382.5lxでした。これは植物の生育限界照度の1,000ルクス以下なので、つけているだけ無駄となります。
LUCHE 光源から25㎝
10cm近づいても770.2ルクスと数値幅になっていますが、まだ足りませんね。
LUCHE 光源から15㎝
さらに10㎝近づくと2,356ルクスになり植物の生育がかろうじて可能になります。今度は10cmで3倍になりました。光量の減衰量って面白いですね。
LUCHE 光源から11㎝
ちょびっと近づけてみました。4,019ルクスを指しています。
4cmで1,663ルクスの増加なので1cm当たり415ルクスの増加になります。この増加量で10㎝近づいた場合は4,150ルクスなので前の距離から2倍です。なんか増え方が違う気がしますね。
LUCHE 光源から7㎝
やけくそのべた付けですね。
14,370ルクスとナイスな値をたたき出しました。割とすくすくと育ってくれそうです。
光源の間近にあるソケットは結構熱を持っていて触ると熱いので植物が熱で葉焼けや枯れてしまうかもしれない、とビビりましたが、ランプの先端に指を付けても全然熱くないのでべた付けでも大丈夫のはず。
今度は4cm近づけただけで約10,000ルクスも増えました。すげぇな。
ということは1cm当たり2500ルクスで前の距離からの増加量は6倍です。
どんな比例式になるんでしょうか、謎です。でも、明るいことは善きことです。
これからはしっかり育った多肉植物やハオルチアに使う時は出来る限り植物に近づけようと思います。
光量の変化についてのグラフ
光にしろ物理的なものはだいたい数式で表せますので、きっと今回の光の減衰についてもなんか式であるだろうと思って調べてみたらやっぱりました。
ヨハネス・ケプラーが1596年に発表した著作『宇宙の神秘』で「光の強さは光源からの距離の2乗に反比例する」ということを考察しています。2020年にハイテク機器を使って400年以上前の理論を追従するってロマンですね( ̄ー ̄)
さて
そんなわけで、グラフを作ってみるとこんな感じです。
まぁ概ね距離の二乗に反比例していることが分かります。
そんなこと、どうでも良いよ、とお思いのあなた、ちょっと待って。結構重要よ。
例えば、何かしらの植物用LEDライトを買ったとして、推奨光量の距離よりももっと近づけて早くそして大きく成長させたい、と思っても、
何センチでどれだけ強くなるか分からないと葉焼けしたりして貴重な多肉植物がダメになってしまったら悲しいですよね。
例えばこんなハイスペックそうなやつとかを買って、もっと効率よく育てたい!
そんな時はこの式を使って、葉焼けしない光量のぎりぎりを攻めることができるようになるんですよ。
ね、結構重要でしょ。
植物用LEDライトの光を照度計を使って測ってみたのまとめ
実際にもじゃさんが使っているライトで光量を計ってみましたが、光量は説明書通り、距離による光の強さの変化も物理法則通りなので、自分の育て方に合わせて光量をカスタマイズできそうですね。
ルーチェに関しては、ランプの先端にべた付けでも14350ルクスで熱くもないので見た目に抵抗がないなら限界まで近づけたほうが良いとなりますね。
逆に、見た目を気にしすぎて光源からライトを放し過ぎても意味がないので注意しましょう。
あとは、成長段階に合わせて光源を近づけて最適な光量を与える、ということもできそうですので、屋内でもそれなりのライトがあればしっかり株を作り込むことができると思います。
こういう検証って本当に楽しいんですよ(`・ω・´)
何かもじゃさんに調べてほしいことがあったら、こっそりメッセージかなんかください。
道具をそろえられたらやってみようと思います。
植物用LEDライトや照度計をを使った実験はこちらの記事でも行っていますので、良かったらご覧くださいね^^
最後までご覧いただきありがとうございましたヾ(*´∀`*)ノ
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