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センペルビウムの育て方や増やし方のまとめ 病害虫もしっかり対策して可愛く育てよう!

センペルビウムの育て方や増やし方のまとめ 病害虫もしっかり対策して可愛く育てよう!

センペルビウムといえばむぎゅっと詰まったセンペル丼が人気ですよね!

ヤフオクやメルカリなどのフリマアプリではよく見かけますが、ホームセンターや園芸店ではまだまだ取扱が少ないです。

チャレンジする機会が少ないとどう育ててよいか、気を付けなくてはいけないポイントなどが体験できないかと思います。

この記事では、センペルビウムの原産地から見る特徴、日本の気候での育て方、増やし方、植え替えや日当たりなどを網羅的に紹介します。

結構な量になると思いますので、覚悟しておいてくださいw

センペルビウムの概要

学名の由来は、ラテン語で「常に」を意味する「Semper」と、「生きている」を意味する「Vivius」が語源となっています。冬に雪に埋もれようが霜が降りようが、葉をつけたまま生き続ける姿に由来してると言われています。

センペルビウムは分類はベンケイソウ科に属し、花が咲いているように見えるロゼット葉が素敵な多肉植物です。花のようだ、と女性に人気のエケベリアよりも葉が細かく密なため違った魅力があります。
 

ヨーロッパにあるにあるカルパティア山脈、イタリアにあるアペニン山脈、中部や南部からコーカサス、中央ロシアにかけての山岳地帯が原産地といわれています。

現在確認している原種は約40種類あるといわれています。
 

交配が容易なためか、園芸品種が鬼のように作出され数えきれないほどになっています。輸入の品種もドンドコ増えていますので札落ちするともう見分けつかないっす。

開花時期は品種によってずれますして2~7月と期間が長いです。開花がそろったら交配させても楽しいですね♪

高山地帯が原産の植物なので、寒さに非常に強く、寒くなると葉が紅葉するところも佳きです。

また、冬場の北海道でも屋外で管理することができます。その代わり高温多湿にめっぽう弱いため平地での地植えはかなり難易度が高いです。

センペルビウムの基本情報

植物名
センペルビウム
学名
Sempervivum
英名
houseleek
科名
ベンケイソウ科
属名
センペルビウム属 (バンダイソウ属)
原産地
ヨーロッパを中心とした山岳地帯
流通名
センペルビブィウム、センペルビューム、 万代草(バンダイソウ)、トキワソウ
成長型
冬型
花言葉
節約 快活 陽気な振るまい 活発性 勤勉 優しい心 あなたを信じる

センペルビウムの寄せ植え
センペルビウムの花

センペルビウムの育て方

水やり

水やり

基本は「しっかり乾かしてからたっぷり与える」です。

土を満遍なく湿らせて注いだ水が流れ切った後、鉢を持ち上げた時にしっかり水の重さを感じることができればオッケーです(※鉢植えを想定しています。)

センペルビウムは成長期には水を結構欲しがりますので、土の量の7割くらいのお水を上げると丁度良いかと思います。

目安としては
春~秋 7日に1回 (土がしっかり乾いてから3日後くらい)
冬   14日から20日に1回

生育旺盛で伸びる速度が速く日光の要求量が多いため、すぐに徒長しますので水は控えめの方が締まったかっこの良い株になります。
また、水をあげすぎると枯れた下葉が蒸れて葉っぱが落ちやすくなります。

夏と冬は基本的に休眠期ですので、水の量は極端に減らしたほうが良いです。特に夏は多湿が苦手なので風通しに気を付けましょう。

また、センペルビウムは体内に水が少なくなってくると葉を閉じて丸まった形になります。そこまで行くとかなり乾燥ストレスを受けているので、葉っぱに張りやツヤがなくなってきたあたりが水やり適期かと思います。

葉っぱが凹んだりしわが出てきても結構水が足りなくなってきています。

成長期にはここまで水を切らさない方が良いでしょう、生育に悪影響が出ます。
休眠期は上述している通りこれくらいまで上げなくても大丈夫です。

土について

土

乾燥に強く水が少なくても大丈夫、と言ってもある程度の保水力は必要ですのでバークチップのみ、ゼオライトのみのような極端な用土は避けたほうが良いと思います。

また、土の通気性も大事なので粘土質の土や粒子の細かい物を多用すると土の中で窒息してしまい根腐れの原因になります。

園芸店などで売っている多肉植物用の土を買えば間違いないです。
自分でブレンドしたい!という方は以下の分量を目安にすると良いと思います。

赤玉土(小粒)5:パーライト3:腐葉土2

ハンギングにする時は、軽量化のためピートモスやバーミキュライトやパーライトなどの軽い物を多めに入れると良いです。

肥料について

春から秋にかけて旺盛に成長しますので、月1回与えると、元気に育ってくれます。

夏と冬は肥料を与えない方が良いと思います。この季節は休眠期なので夏は肥料が残ると腐敗の原因になり、冬は肥料を吸収せず残ったままになり、どちらも根を痛める可能性が高くなります。

基本的に多肉植物は肥料を多く必要としません、小食なのです。
なので、多量の肥料は根がすぐ傷みます。

植込みの時に入れる肥料や置き型の肥料は使わず、液体肥料がおすすめです。

多肉植物・サボテン用か観葉植物用のものを使うとよいです。

与えるときは既定の希釈倍率よりもさらに倍の薄さであげましょう。
例:規定濃度 1000倍希釈→2000倍希釈で与える。

アミノ酸やビタミン、ミネラルなどを多量に含む有機発酵肥料は用法用量を守れば効果は絶大でモリモリ育ってくれます。

たまーに、勢いがつきすぎて生殖成長である花を咲かすということをせずに、栄養成長である葉っぱを伸ばすことしかしなくなることもあります。

 

病害虫

コナカイガラムシ

高温時に発生しやすいです。一度大量発生すると完全駆除が難しいため速やかな対応が必要です。
成虫になると体をワックス状の物質で覆うため農薬が効きにくく、葉の付け根や茎の生え際など狭いところに隠れるためほんと厄介。

まじで(怒

センペルビウムに付くカイガラムシ

これはセンペルビウムの根元で増えてしまったカイガラムシ。掘り返さないと見つからないので、ここで増えたのが葉っぱで目撃されます。

だから、しっかり増えてから葉っぱに出てきているので見つけた時には手遅れ気味です。

残念です。
 

さらに、分泌物がスス病を誘発するため殺虫剤だけで対処できなくなるので、要注意です。

有効な農薬:ダントツ水和剤、モスピラン、コルト水和剤、アプロード、マシン油など

 

対処法は、まずは物理除去です。ブラシや布で徹底的に除去します。

卵が孵化するには約1週間かかり成虫になるまでに4週間かかります。
幼虫の間に農薬で駆除しなければならないので、毎週1回農薬散布をするのがベストです。
 
既定の濃度の農薬を霧吹きなどに入れて植物全体に、特に葉っぱの裏や葉柄の付け根などは
念入りに散布します。

また、既定の濃度よりも10倍薄い溶液を作り土全体にかける処理をすると土壌の卵の駆除に役立ちます。農薬への耐性がつくのを避けるため、1回ごとに使う農薬を変えるとより効果的です。

例 マシン油→スプラサイド→アクテリック→マシン油→…
(かなり細かい話になりますが、作用機序の異なる農薬を順番に使うとなお良しです。)

スス病は細菌性の病気なので、上記にあるような殺虫剤は効果がないので殺菌剤を使います。
100倍希釈くらいの木酢液も被害を抑える効果があります。

増やし方

葉挿し…できなかと思われていますが、実はできます!

ほら!

センペルビウムの葉挿し証拠画像

大きめの葉っぱを付け根から取って土に置いておくとで発根し子株を出して成長し始めます。

しかしながら、葉っぱが小さいと根っこが出てくる前に力尽きて枯れてしまいます。成長期に3cmくらいになる大きい葉っぱで挑戦することをおススメします。大きければ大きいほどその後の生育が早いです。

挿し穂(胴切り)…センペルビウムは挿し穂もできますよ( ´∀`)b

挿し穂というより胴切りに近いですが、切ったところを良く乾かして土に挿しておくと2~4週間程度で発根しそのまま成長します。

ちょっと形の悪くなったパシフィックナイトという品種の子を胴切って、土に挿しておきます。

挿し穂の方はしっかり発根し、親株の切ったところからはポコポコと複数の新芽を出してくれます。

挿し芽の場合、切り口から細菌感染し壊死してしまうことがあるので、切り取った後は風通しの良い日陰で2~3日乾かしておくと良いです。

耐寒性

北海道では地植えをできるほど寒さに強いです。水はけや風通しなどに気を付けておけばさほど気を付けることはないと思います。

様々なサイトやSNSで雪の下に埋もれて雪解けとともに元気な姿を現してくれる報告がされています。めっちゃ強いですね!

さすがに寒さに当たるとストレスなのか紅葉していることが多いようです。
 

屋内でぬくぬく育っている奴は耐寒性をはじめ全ての環境ストレスへの低下させていますので、日中暖かくて夜だけ寒い、となるとダメージを追う可能性がありますので、室内の場合は出窓での夜間の急激な冷え込みに気を付けましょう。

結露とかが起きないような場所で管理しましょう。

日当たりについて

日当たりの良いところを特に好みます。しっかり日光に当てると色づきも良くしまった株になります。ただし、夏の直射日光は葉焼けの原因になるので半日陰で管理すると安全です。

日当たりが悪いと、下葉がべローンと間延びしたりスカート上に下向きに反り返ったり格好が悪くなります。

さらに悪いとすげぇ徒長します。これってセンペルビウム?ってなります。穂先を切って仕立て直しましょう。

徒長しすぎたセンペルビウム

こうなったらどうしょもないので、穂先を切って仕立て直しです。

知っトク情報

センペルビウムの謎の情報、雑学、ウンチクなどを紹介します。へぇ、、、と思ったらいい根とかシェアしてくれると小躍りして喜びます

センペルビウムは実はハーブ・薬草としても有名

原産地であるヨーロッパでは薬草として利用してきた歴史があります。葉の汁にはアルカノイド、フラボノイド、有機酸といった成分が含まれており、傷んだ組織を修復するとも言われています。また、軽いやけどや虫刺されなどの皮膚の炎症にも効果があると言われて、アロエと同じような使い方で親しまれていました。

絞り汁を患部に塗布する使い方ですが、民間療法であり確実な効果を期待するものではないです。

また、野生のものは日本ではほぼ見かけませんが、出所がわかっていて清潔なものを使いましょう。

センペルビウムの食べ方

センペルビウムを食べてみた

まぁ薬草っていうくらいなんで、食用にもされています。

もじゃさんの食べ方のおすすめは、やはりライブ感を楽しむために、新鮮な葉を水洗いして生食でしょう!

お洒落にお料理をしたい、という方はサラダに混ぜたりお茶にしたりして利用すると良いかと思います。

味について

収穫の時期や時間帯によってかなり味が変わりますし、センペルビウムと言っても色形様々なので品種によっても味が変わります。

大まかに言えば、ほぼ無味に少しのえぐみか酸味がありました。

傾向としては、固い葉はシュウ酸カルシウムのざらざら感が強く、赤色や紫の色の濃いものはポリフェノールやタンニンっぽい味がします。

センペルビウムは縁起物

縁起物っていうからてっきり金運・開運かと思ったのですが、どうやらそうではないようです。

雷避けの験担ぎだそうです。

やはりヨーロッパ発の植物なので、由来もすこしドラクエチックです。

人類とセンペルビウムは古代ローマからの付き合いのようで、ローマ神話の主神 ユピテル(英語読み ジュピター)が雷、火などの自然災害や魔術から守るためのまじない用のハーブとして人間に授けたと言われています。

ということで、センペルビウムを屋根に植えておくと、家が雷から守られると信じられています。

中世のイタリア南端部をのぞく西ヨーロッパ世界の政治的統一を達成したフランク王国のカール大帝が、家を雷から守るため、自分の領土内の家の屋根にセンペルビウムを植えることを命じたと言われてるほど信じられていました。

台風や大雨などの自然災害が猛威を振るう昨今、屋根に植えるのは難しそうですがお家に一つ鉢植えを飾ってみませんか?

センペルビウムの育て方のまとめ

要点を書きだしますと

  • 北海道で地植えできるくらい寒さにはめっちゃ強い
  • その代わり、高温多湿にめっぽう弱い
  • 成長期には水は少し多めな気持ちで管理するとしっかり育つ
  • 下葉が反るのは主に日光不足、なので光量は通年多め推奨

年間通して楽しむには夏越しが重要なポイントになります。

コツは蒸らさないこと。水やりの時も葉っぱにかからないようにとか、熱い時間帯は避けるとか。

あと、風通しも良いところに置きましょう。送風機があるとセンペルさんは喜ぶと思いますよ!
 

災いから家を守る縁起物としてぜひ楽しんで育ててみてくださいねヾ(*´∀`*)ノ

 

 
 

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