多肉と言えば金のなる木、というくらいメジャー。と思っています。過湿と寒さには弱いがそれ以外には驚くほど丈夫なので初心者でも育てやすい品種だし、寄せ植えでも使いやすいのでおすすめです。

ただ、花を咲かせるにはコツがいるので毎年花を咲かせるのは中級者向け。増やし方は葉挿しより挿し穂で増やすと簡単です。また、大株にする時は茎の切ったところから二股に分かれるので好みの形にもしやすいので、楽しいですよ。

クラッスラ・ポルツラケアの概要

日本には昭和初期に入ってきたとされている常緑低木です。金のなる木は流通名で、正式名称はクラッスラ・ポルツラケアと言います。その名前や形から縁起物として扱われ、開業祝い、新築祝いでプレゼントとしても使われいます。

ちなみに、露地栽培するとすげぇ大きくなり3メートル以上になるようです。

基本情報

植物名
クラッスラ・ポルツラケア
学名
Crassula ovata
英名
dollar plant, money tree
科名
ベンケイソウ科
属名
クラッスラ属
原産地
南アフリカ東部
流通名
金の成る木、金のなる木、花月、フチベニベンケイ(縁紅弁慶)、成金草
成長型
春秋型
花言葉
幸運を招く、一攫千金、不老長寿、富

金の成る木 育て方 全体写真
金の成る木 育て方 花の写真

育て方

水やり

水やり基本は「しっかり乾かしてからたっぷり与える」です。

土を満遍なく湿らせて注いだ水が流れ切った後、
鉢を持ち上げた時にしっかり水の重さを感じることができれば
オッケーです(※鉢植えを想定しています。)

目安としては
春と秋 10日に1回 (土がしっかり乾いてから3日後くらい)
夏と冬   20日~30日に1回

生育旺盛がゆっくりのため、水のあげすぎや頻繁に水やりをして土が濡れすぎていると水を吸いきれず根腐れを起こしますので、土がしっかり乾いているのを確認してから与えましょう。
また、水をあげすぎると葉っぱと葉っぱの間の節間が長くなります。いわゆる徒長をしますので要注意です。

葉っぱには大量の水を含んでいるため、耐寒性が強いとはいえ油断すると凍ります。
冬は休眠期ですので、水の量は極端に減らしたほうが良いです。

植物体内の水分量が少なくなることで凍りにくい体になっていますので、
水をたくさんあげるとその状態が解除されてしまって凍ってしまうことがあります。
なんだったら葉っぱがシワッシワになるまで水あげなくてもいいです。

また、カネノナルキは体内に水が少なくなってきてもあまり表情を変えないので、
水やりのタイミングがつかみにくくもあります。
葉っぱに張りがなくなってきたあたりや葉の縁が赤くなったあたりが水やり適期かと思います。
葉っぱが凹んできたら結構水が足りなくなってきています。

成長期にはここまで水を切らさない方が良いでしょう、生育に悪影響が出ます。

土について

土乾燥に強く水が少なくても大丈夫、と言ってもある程度の保水力は必要ですのでバークチップのみ、ゼオライトのみのような極端な用土は避けたほうが良いと思います。

また、土の通気性も大事なので粘土質の土や粒子の細かい物を多用すると土の中で窒息してしまい根腐れの原因になります。

園芸店などで売っているサボテン用・多肉植物用の土を買えば間違いないです。自分でブレンドしたい!という方は以下の分量を目安にすると良いと思います。

赤玉土(小粒)5:パーライト3:腐葉土2
ハンギングにする時は、軽量化のためピートモスやバーミキュライトやパーライトなどの軽い物を多めに入れると良いです。

肥料について

春と秋に旺盛に成長しますので、月1回与えると、元気に育ってくれます。

夏と冬は肥料を与えない方が良いと思います。
この季節は休眠期なので夏は肥料が残ると腐敗の原因になり
、冬は肥料を吸収せず残ったままになり、どちらも根を痛める可能性が高くなります。

基本的に多肉植物は肥料を多く必要としません、小食なのです。
なので、多量の肥料は根がすぐ傷みます。

植込みの時に入れる肥料や置き型の肥料は使わず、液体肥料がおすすめです。
マグアンプKなどは使っている方が多いですが、慣れないうちは控えていたほうが安心です。慣れてきたら植替えの際に土に混ぜてあげると格好の良い株に育ってくれます。

 

マグアンプK 200g
by カエレバ

 

液肥を使う時は多肉植物・サボテン用か観葉植物用のものを使うとよいです。

与えるときは既定の希釈倍率よりもさらに倍の薄さであげましょう。
例:規定濃度 1000倍希釈→2000倍希釈で与える。

化成液肥ではなく、有機液肥を使いたい人はちょっと扱いにくいところもありますが、アミノ酸やビタミン、ミネラルなどを多量に含む有機発酵肥料は用法用量を守れば効果は絶大でモリモリ育ってくれます。

たまーに、勢いがつきすぎて生殖成長である花を咲かすということをせずに、
栄養成長である葉っぱを伸ばすことしかしなくなることもあります。

病害虫

コナカイガラムシ
高温時に発生しやすいです。一度大量発生すると完全駆除が難しいため速やかな対応が必要です。
成虫になると体をワックス状の物質で覆うため農薬が効きにくく、葉の付け根や茎の生え際など狭いところに隠れるためほんと厄介。

まじで(怒

さらに、分泌物がスス病を誘発するため殺虫剤だけで対処できなくなるので、要注意です。

有効な農薬:マシン油、ベニカスプレー、スプラサイド、オルトラン、アクテリック、コルトなど。最近だとトランスフォームフロアブルという新しい農薬のも有効です。

対処法は、まずは物理除去です。ブラシや布で徹底的に除去します。

卵が孵化するには約1週間かかり成虫になるまでに4週間かかります。
幼虫の間に農薬で駆除しなければならないので、毎週1回農薬散布をするのがベストです。
既定の濃度の農薬を霧吹きなどに入れて植物全体に、特に葉っぱの裏や葉柄の付け根などは
念入りに散布します。
 
また、既定の濃度よりも10倍薄い溶液を作り土全体にかける処理をするとより効果的です。
農薬への耐性がつくのを避けるため、1回ごとに使う農薬を変えるとより効果的です。

例 マシン油→スプラサイド→アクテリック→マシン油→…
(かなり細かい話になりますが、作用機序の異なる農薬を順番に使うとなお良しです。)

スス病は細菌性の病気なので、上記にあるような殺虫剤は効果がないので殺菌剤を使います。
100倍希釈くらいの木酢液も被害を抑える効果があります。

 

増やし方

葉挿し…葉っぱを付け根から取って土に置いておくだけで発根し成長しますが、かなりゆっくりです。葉っぱが小さいと時間はさらにかかります。
3cmくらいになる大きい葉っぱだとその後の生育が早いのである程度大きい物でやることをお勧めします。

葉挿しが成功した例↓

カネノナルキ 育て方 葉挿し

なんかモンスターみたいで結構お気に入りの写真ですw

挿し穂…茎だけの部分を1㎝くらい作り土に挿しておくと2週間程度で発根しそのまま成長します。
安定して発根して活着後の予後も良いです。
切ったところからは元の茎より細くなりますがしっかり新芽を出してくれます。
茎の太さが2mmを超えてからが良いでしょう。

挿し芽の場合、切り口から細菌感染し壊死してしまうことがあるので、
切り取った後は風通しの良い日陰で2~3日乾かしておくと良いです。

耐寒性

条件にもよりますが、霜に当たらなければ-5度まで耐えられます。株を弱らせず越冬したい場合は、5度を下回るようになったら保温対策を考え室内に移すなどしましょう。

ただし、耐寒性が強いと言っても霜に当たったり、葉に付いた水滴が凍結したりするとその部分の組織が死んでしまい腐ったり枯れたりしてしまいますので注意してください。

日当たりについて

日当たりの良いところを特に好みます。しっかり日光に当てると色づきも良くしまった株になります。ただし、夏の直射日光は葉焼けの原因になるので半日陰で管理すると安全です。

春から夏にかけてしっかり日光浴ができていると寒くなった時に葉縁がきれいに赤く紅葉してくれます。

知っトク情報

味について

基本的にクラッスラ属はまずいです。エグミが尋常じゃないので食用はお勧めしません。葉っぱを切った時にスポンジ状になっているので、分かる人にはすぐわかると思うのですが苦い証拠です。

クチクラ層が固そうで食べたら口当たり悪いかなーと思ったのですが、案外筋張っていないので、そういった意味では食べやすいです。

茎は木質化していない若いところだったらチャレンジできそうですが、明らかに負け戦なので試していません、悪しからず。

花の咲かせ方

カネノナルキの普及種は50~100㎝くらいの大株にならないと花が咲きづらいようですが、品種改良によって矮小種は小さくても花が咲くようです。晩秋から冬にかけて、白や淡いピンクの小さな花を咲かせます。形が独特なので楽しみにしててくださいね。

桜花月という品種が矮小種ですので、花を早いうちから見たい人は見つけたら買いですよ( ´∀`)b

桜花月 金のなる木ポット苗
by カエレバ

 

咲かせるコツは夏に葉焼けしないようにしっかり日に当てて、断水することです。葉っぱがシワシワになっても秋の彼岸の涼しくなってきた辺りで水遣りを再開すれば寒くなったころには紅葉とともに花芽を出してくれます。
 

植物に生命の危機を感じさせてあげると、厳しい環境に耐えれるような子孫を残すために生殖成長を始める仕組みがありますので、カネノナルキも多分に漏れずそのようです。

カネノナルキの葉っぱが落ちるとき

株が多くなってくると茎が木質化して下葉はなくなって、生長中の上の方だけになるのですが、ぽろぽろと落ちる場合には管理方法に問題がある場合が多いです。

↓少し大きくなった株。表皮が木質化しているとこには葉っぱがありません。

カネノナルキ 育て方 大きい株

ということで、ぽろぽろ葉っぱが落ちる原因は根腐れで根っこから水養分を吸収できなくなったからです。

葉っぱを維持するにもコストがかかるため、自分の今の栄養の収支状態を計算して生命維持を最優先して余分なものを捨てます。緊急を要するためアポトーシスを起こし葉を落とします。

そんなわけで、水のあげすぎや風通しの悪さによる蒸れ、土が湿っているときの高温などは注意してください。特に季節の変わり目は注意です。春から夏、秋から冬に移行するときは成長期から休眠期への切り替わりの時期なので、成長期と同じ量で水やりや施肥を行うと、水や肥料が土に残り根を傷める原因になります。

季節の変わり目は太陽暦の運行よりも太陰暦、特に二十四節気を目安にするとよいです。

あとは、葉っぱが落ちる株は徒長気味のことも多いので、日ごろから日光にしっかり当てて水の量は控えめで管理するのが葉っぱを落とさないポイントになります。

金の生る木の風水パワー

 

金の生る木という名のとおり、金運アップの観葉植物としても親しまれています。頭のいい人が新芽が出るところに五円玉を置いて穴に通るように成長させたところ、お金がなっているように見えて喜ばれたことからこの名前の由来となったそうです。

風水は見立てるところから始まりますので、こういう逸話は良いですよね。風水の本場、中国でも金運や子孫繁栄を象徴する縁起のいい植物として扱われています。

風水では、丸いものは五行の「金」の象徴です。金の生る木には丸葉と細葉の品種がありますので、金運向上を願う場合は丸葉を選んだ方が良いと思います。また、育てにくいですが、斑入り花月、または花月錦として流通している葉の一部が白くなったものもあります。白は浄化の色、五行の「金」の色でもありますのでよりご利益にあずかれそうです。

置き場所については、その人の生年月日や家の間取り、引っ越した日によって吉方位や凶方位が異なりますので、どこが良いかは何とも言えません。

ただ、南は火を司る方位なのであんまりよろしくないです。金が溶けてしまいます。
あとは多肉は主に陽の気を持つので寝室に置くとそわそわします。

後いろんなサイトで言われている「南東」がいいよ、というのはなんでなんでしょう。南東は四緑木星の方位で人との縁や旅行運、香りや風を司ると言われているので金運とは直接関係がないです。長い目で見れば金運かもしれませんが、直接的な金運に関わりそうな方位は北東、西、北西です。

北東→八白土星…相続、不動産、貯蓄運、転職転居、良い変化

西 →七赤金星…収穫、楽しみ、レジャー、金運、商売繁盛

北西→六白金星…目上からの援助、出世、玉の輿、事業運

を司るとされています。

植物の飾り方は長くなるのでまた別の記事で書こうかなーと思います。
パーソナルなデータから植物を飾る日や方位、植物の種類を知りたい方はご相談くださいませ~。

金のなる木の近縁種

オウゴンカゲツ(黄金花月)…葉の黄色味が強く、細葉のものは小判に見えてなんかリッチな気分になれます。
 
カゲツニシキ(花月錦)…花月=金の生る木なので斑入りの金の生る木です。斑入りは神秘的に見えますのでなんかありがたい気分になれます。
 
ヒメカゲツ(姫花月)…姫が付くとその品種の小型化されたもの、ということになります。ちょこんと飾ってインテリアっぽい存在感示します。
サクラカゲツ(桜花月)…ピンクの花が咲く矮小種です。比較的花が咲きやすいので育てて、フローラルな気分になります。たぶん。
ウチュウノキ(宇宙の木)…先端のくぼんだ棒状の葉っぱがプリティーなクラッスラで金の生る木の仲間。別名「ゴーラム」。妖精の笛で眠らされてしまうあいつじゃないです。くぼみの赤いのがチャームポイント。しっかり赤くするにはしっかり日光浴をさせること。こいつすげぇ好き。
 

        

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