朝ドラらんまんで人気!日本原産の多肉植物 タイトゴメの育て方

朝ドラらんまんで人気!日本原産の多肉植物 タイトゴメの育て方

セダムであるタイトゴメは、日本だと関東以西の海岸の岩場などに生えているとされていますが、千葉県銚子の君ヶ浜海岸にも生えていました。日本に自生できるので、管理もしやすく初心者にはお勧めですよ^^

今ではもじゃさんの作る寄せ植えのなくてはならい存在です。間を埋めるのにちょうどいい大きさと形、そして葉っぱが黄金万年草や薄雪万年草に比べて厚いので乾燥にも強く手とても使いやすいです。大変お世話になっております。

寒くなってくると葉先が赤く紅葉するのでそれもまた素敵。グランドカバーや屋上緑化などにも利用されるすごい多肉さんなのでぜひ育ててみてくださいね。


タイトゴメの概要

タイトゴメという名前の由来は、葉っぱの形が11世紀頃に渡来したお米の長粒種:大唐米に似ていることからと言う説が有力とされています。

成長は比較的ゆっくりで地面を覆うように横に広がって増えていきます。乾燥していたり寒かったりすると葉っぱをきゅっと閉じていますが、成長期なると葉を広げまた違った形を魅せるので一年を通して様々な形を楽しめます。

極度に乾燥していなければ、5月頃から7月くらいに星形の黄色い小さな花を咲かせます。みどりのカーペットに黄色のアクセントが良く生えてきれいですよ。

また、流通量は少なく、生育難易度が格段に高いですが斑入りのタイトゴメもあります。結構デリケートなやつですが、きれいなのでたくさん増やしたいです、はい。

タイトゴメの基本情報

植物名
タイトゴメ
学名
Sedum Japonicum spp. oryzifolium
英名
no data
科名
ベンケイソウ科
属名
マンネングサ属
原産地
日本、朝鮮半島
流通名
大唐米
成長型
春秋型
花言葉
静寂

タイトゴメの育て方 植物全体像
タイトゴメの育て方 花の画像

育て方

水やり

水やり

基本は「しっかり乾かしてからしっかり与える」です。

鉢に植えて管理する場合は土を満遍なく湿らせて注いだ水が流れ切った後、鉢を持ち上げた時にしっかり水の重さを感じることができればオッケーです。

花壇などの地植えの場合は、土が結構乾いてしまったなーってタイミングでお水をあげると良いです。

目安としては
春~秋 10日に1回 (土がしっかり乾いてから3日後くらい)
冬   14日から20日に1回

水分が多いと茎が良く伸びすぐに徒長しますので、水は少し控えめの方が締まったかっこの良い株になります。
また、水をあげすぎると節間が伸び葉っぱも間延びして落ちやすくなります。

葉っぱには大量の水を含んでいて耐寒性が強いとはいえ油断すると凍るはずなのですが、去年の極寒の香取の冬を地植えで乗り越えたので寒さにはかなり強いです。
一応冬は休眠期ですので、水の量は減らしたほうが良いです。

植物体内の水分量が少なくなることで凍りにくい体になっていますので、
水をたくさんあげるとその状態が解除されてしまって凍ってしまうことがあります。

また、タイトゴメは体内に水が少なくなってくると葉っぱを閉じ始め、さらに少なくなると赤い色素を作ります。水やりのタイミングは葉が閉じてきた辺りで上げると丁度良いですよ。

良く見ていないと分かりにくいのですが、
葉っぱに張りがなくなってきたあたりが水やり適期かと思います。
葉っぱが閉じてきたら結構水が足りなくなってきています。

土について

土

乾燥に強く水が少なくても大丈夫、と言ってもある程度の保水力は必要ですのでバークチップのみ、ゼオライトのみのような極端な用土は避けたほうが良いと思います。

また、土の通気性も大事なので粘土質の土や粒子の細かい物を多用すると土の中で窒息してしまい根腐れの原因になります。
 

ダイソーや園芸店などで売っている多肉植物用・サボテン用の土を買えば間違いないです。
自分でブレンドしたい!という方は以下の分量を目安にすると良いと思います。
 

赤玉土(小粒)5:パーライト3:腐葉土2
ハンギングにする時は、軽量化のためピートモスやバーミキュライトやパーライトなどの軽い物を多めに入れると良いです。
 

育ててみてて分かったことですが、わりと水が多く必要なので水はけがよい土を使う場合は、少し水の量を多くするか、頻度を多くするか、した方がしっかり育ってくれます。
 

肥料について

春から秋にかけて旺盛に成長しますので、月1回与えると、元気に育ってくれます。

夏と冬は肥料を与えない方が良いと思います。
この季節は休眠期なので夏は肥料が残ると腐敗の原因になり
冬は肥料を吸収せず残ったままになり、どちらも根を痛める可能性が高くなります。

基本的に多肉植物は肥料を多く必要としません、小食なのです。
なので、多量の肥料は根がすぐ傷みます。

植込みの時に入れる肥料や置き型の肥料は使わず、液体肥料がおすすめです。

多肉植物・サボテン用か観葉植物用のものを使うとよいです。

与えるときは既定の希釈倍率よりもさらに倍の薄さであげましょう。
例:規定濃度 1000倍希釈→2000倍希釈で与える。

アミノ酸やビタミン、ミネラルなどを多量に含む有機発酵肥料は用法用量を守れば
効果は絶大でモリモリ育ってくれます。

たまーに、勢いがつきすぎて生殖成長である花を咲かすということをせずに、
栄養成長である葉っぱを伸ばすことしかしなくなることもあります。

病害虫

増やし方

葉挿し…葉が小さくほぼ不可能。

挿し穂…2㎝~3cmくらいの長さに切ったものを土に挿しておくと2週間程度で発根しそのまま成長します。成長期に挿し穂を作ると安定して発根し、活着後の予後も良いです。
切ったところからは元の茎より細くなりますがしっかり新芽を出してくれます。

挿し芽の場合、切り口から細菌感染し壊死してしまうことがあるので、
切り取った後は風通しの良い日陰で2~3日乾かしておくと良いです。

耐寒性

条件にもよりますが、霜に当たらなければ-5度まで耐えられます。
多肉植物は10度を下回ると生長を止め5度を下回ると株が弱りますので、鉢植えやプランターで管理している場合は、一応最低気温が5度を下回るようになったら保温対策を考えましょう。

日当たりについて

日当たりが良すぎるところよりも物陰、岩陰のような半日陰の方が好みのようです。温室の雑草の茂みですげぇ繁茂しています。耐陰性は強そうです。

しかし、ある程度の積算日射量がないとしっかり育たないので柔らかい光が当たるように管理しましょう。

知っトク情報

誰が言ったか知らないが、知っているとたぶん得をする多肉知っトク情報のコーナーです。

タイトゴメの味について

ということで、やっぱり多肉植物は一度食べてみないと気が済まないわけですよ。多肉ちゃんたちの食用の道を切り開いてあげたいわけです。

タイトゴメ 育て方 食べる 味について
見るからに美味しそうですね。

温室で育てているのは苗用だったり寄せ植え用だったりするので、温室の外に地植えしてあるタイトゴメさんを食べます。良さげなところを3cmくらいちぎってパッパッとほこりなどを手で払い、実食です。

もぐもぐしてみると草独特のエグミはあるもののそんなに強くなく、筋張ったところもなくて案外食べやすいです。

何だったら生のピーマンの方が食べずらいです。

てんぷらにして塩で食べたり、酢のものにしたり苦味を活かした料理が合うかと思います。

野良のタイトゴメは何がかかっているか分からないので危険と思った方が良いです。多肉を食べるときはご自身で管理しているものを食べましょう。

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