花うららの概要
ミントグリーンにピンクの縁取りがチャームポイント、お花のような姿のエケベリア。
花は黄色い星型で株とのコントラストがきれいです。
水が多かったり、日光が少なかったりすると葉っぱがにょーんと徒長しやすいのが玉に瑕。
基本水は控えめがよさそうです。
冬になると、ロゼット葉がきゅっと丸まって成長期とは全く違った姿が見えるので
一年通していろんな姿が楽しめてお得な品種です♪
基本情報
- 植物名
- 花うらら
- 学名
- Echeveria pulidonis
- 英名
- Hen and Chickens
- 科名
- ベンケイソウ科
- 属名
- エケベリア属
- 原産地
- 中米
- 流通名
- 花うらら,プレドニス
- 成長型
- 春秋型
- 花言葉
- 優美、たくましさ(エケベリア全体)
育て方
水やり
基本は「しっかり乾かしてからたっぷり与える」です。
土を満遍なく湿らせて注いだ水が流れ切った後、
鉢を持ち上げた時にしっかり水の重さを感じることができれば
オッケーです(※鉢植えを想定しています。)
目安としては
春~秋 14日に1回 (土がしっかり乾いてから3日後くらい)
冬 20日から30日に1回
生育がゆっくりなため、長いこと土が湿っている状態だと根腐れを起こしやすくなります。
水やりはちょっと少ないかな、くらいが丁度良いです。
葉っぱには大量の水を含んでいるため、耐寒性が強いとはいえ油断すると凍ります。
冬は休眠期ですので、水の量は極端に減らしたほうが良いです。
植物体内の水分量が少なくなることで凍りにくい体になっていますので、
水をたくさんあげるとその状態が解除されてしまって凍ってしまうことがあります。
なんだったら葉っぱがシワッシワになるまで水あげなくてもいいです。
花うららの葉っぱは水が少なくなってくると張りがなくなってきます。
触ってみて弾力のあるプリプリ感がなくなったら水やり適期かと思います。
葉っぱが凹んできたら結構水が足りなくなってきています。
成長期にはここまで水を切らさない方が良いでしょう、生育に悪影響が出ます。
休眠期は上述している通りこれくらいまで上げなくても大丈夫です.
土について
乾燥に強く水が少なくても大丈夫、と言ってもある程度の保水力は必要ですのでバークチップのみ、ゼオライトのみのような極端な用土は避けたほうが良いと思います。
また、土の通気性も大事なので粘土質の土や粒子の細かい物を多用すると土の中で窒息してしまい根腐れの原因になります。
園芸店などで売っている多肉植物用の土を買えば間違いないです。
自分でブレンドしたい!という方は以下の分量を目安にすると良いと思います。
赤玉土(小粒)5:パーライト3:腐葉土2
ハンギングにする時は、軽量化のためピートモスやバーミキュライトやパーライトなどの軽い物を多めに入れると良いです。
肥料について
春から秋にかけて成長しますので、月1回与えると、元気に育ってくれます。
夏と冬は肥料を与えない方が良いと思います。
この季節は休眠期なので夏は肥料が残ると腐敗の原因になり
、冬は肥料を吸収せず残ったままになり、どちらも根を痛める可能性が高くなります。
基本的に多肉植物は肥料を多く必要としません、小食なのです。
なので、多量の肥料は根がすぐ傷みます。
植込みの時に入れる肥料や置き型の肥料は使わず、液体肥料がおすすめです。
多肉植物・サボテン用か観葉植物用のものを使うとよいです。
与えるときは既定の希釈倍率よりもさらに倍の薄さであげましょう。
例:規定濃度 1000倍希釈→2000倍希釈で与える。
アミノ酸やビタミン、ミネラルなどを多量に含む有機発酵肥料は用法用量を守れば
効果は絶大でモリモリ育ってくれます。
たまーに、勢いがつきすぎて生殖成長である花を咲かすということをせずに、
栄養成長である葉っぱを伸ばすことしかしなくなることもあります。
病害虫
増やし方
葉挿し…葉っぱを付け根から取って網やざるの上に置いて発根するまで待ちましょう。
これは体感ですが、花うららは雑菌にかなり弱いようで
ちょっとでも傷があると腐ってしまうので土壌菌の侵入しにくい
網やざるでしっかり発根するまで待ってから土に植えてあげましょう。
葉っぱが小さいと時間はかかりますが2cmくらいの小さな葉っぱから可能です。
3cmくらいになる大きい葉っぱだとその後の生育が早いのである程度大きい物でやることをお勧めします。
挿し穂…ロゼット葉が密に詰まっていて中心の茎をきれいに切るのは結構難しかったりします。
葉挿しように下葉をある程度取って茎を露出させてから消毒したカッターなどで切るのが良いと思います。
挿し芽の場合、切り口から細菌感染し壊死してしまうことがあるので、
切り取った後は風通しの良い日陰で2~3日乾かしておくと良いです。
耐寒性
条件にもよりますが、霜に当たらなければ0度まで耐えられます。
5度を下回るようになったら保温対策を考えましょう。
日当たりについて
日当たりの良いところを特に好みます。しっかり日光に当てると色づきも良くしまった株になります。
ただし、夏の直射日光は葉焼けの原因になるので半日陰で管理すると安全です。
特にロゼット葉の間に水滴が溜まりやすく、レンズ効果で重度の葉焼けを起こしやすく
梅雨~秋の中頃までの強い日差しの時の水やりには注意しましょう。
知っトク情報
味について
まだ食べてないので、食べたら「苦い」と書き込みに来ます。
花うららと風水
運気の上昇や逆巻く炎に見立てて厄除けの意味があるそうです。
花うららの苗の販売
数量限定20株です。(2018/05/24現在)
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