2月8日の誕生花と花言葉は
キンセンカの概要
別名「カレンデュラ」
日本では主に観賞用。
ヨーロッパでは原種はハーブの一つとして数えられています。
エディブルフラワー(食用花)でもあります。
中世の頃は、キンセンカを眺めるだけで視力が回復すると言われていました。
- 植物名
- キンセンカ
- 学名
- Calendula officinalis
- 英名
- Calendula
- 科名
- キク科
- 属名
- キンセンカ属
- 原産地
- 地中海沿岸
- 流通名
- キンセンカ(金盞花)・トウキンセンカ(唐金盞花)カレンデュラ・ポットマリーゴールド・長春花
キンセンカの効果と効能
葉っぱにはオレンジ色の色素のカロチンが含まれるため、抗酸化作用や目の保護に良いとされています。
またタンニン、カレンデュリンなども含まれるので皮膚の再生を助けると言われています。
キンセンカ(カレンデュラ)には以下の効果が期待できます。
・抗酸化作用による風邪予防
・保湿効果があるので皮膚の炎症を抑えたり日焼けの痛み止め
・女性ホルモンに近い作用で生理痛を抑える
・同様に月経不順や更年期障害を和らげる
※収斂作(しゅうれん)作用や女性ホルモンに近い作用をするため、妊娠中や授乳中は使用を控えるか、慎重に摂取するように心がけてください。思わぬ作用が出る場合があります。
キンセンカの食べ方・レシピ
カレンジデュラオイル
代表的なのは、カレンデュラオイルです。
使い道万能!料理のアクセント、保湿マッサージなどなど
作り方は簡単
・ドライハーブ10gをキャリアオイル100mlに入れて
1日1回振ってオイルへの抽出を促し2週間経過させます。
※この時日光は避けて冷暗所に置いておくと良いです。紫外線で薬効成分が変質・分解します。
・殺菌した密閉容器にコーヒーフィルターなどでドライハーブを濾しながら移せば完成です。
※紫外線を避けるため、密閉容器は茶色の遮光瓶か、アルミホイルでくるんでおくと良いです。
・天然の酸化防止剤を入れると長持ちします。(ビタミンCなど)
エディブルフラワーとしてサラダの色どり
ほんのり甘みがあり見た目が鮮やかな花弁は、
サラダの付け合わせたり、ケーキに混ぜ込んだりして豪華に演出できます。
キンセンカの育て方
水やり
地植えの場合は株が大きく育てば長く雨が降らなかったとき以外ほぼ必要ありません。
株が成熟するまではプラポットで育てて、大きくなってから地植えにするとよいです。
土が乾いたらお水をさっとあげる感じにしましょう。
→参考リンク 水やりのタイミングっていつ?土の乾き具合が肝なんです!
鉢植えの場合には、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
鉢の底から水がざーっと流れくくらい与えて、しっかりと水を切ります。
受け皿にたまったままにしておくと土が傷み根腐れの原因になります。
肥料
地面に直接植えている場合は、苗や球根を植え付ける前に元肥として緩効性化成肥料を土に事前に混ぜ込んでおきます。
追肥は必要ありません。
鉢植えの場合も同様に、
苗や球根を植え付ける前に元肥として緩効性化成肥料土に事前に混ぜ込んでおきます。
鉢植えの場合も追肥は必要ありません。
★細菌系の病気にかかりやすいため、窒素分の多い肥料(※)は控えます。
窒素が植物体で多くなると体の表面が柔らかくなり虫にかじられやすくなったり傷がつきやすくなり細菌が侵入しやすくなります。
※:鶏糞堆肥や窒素単肥など。化学肥料で言えば〇-△-□みたいな成分表の〇の数値が高い物)
窒素が多いときは葉っぱがびろーんと伸びたり、緑色が濃くなったりします。あと株全体の見た目が間延びしたように見えますので、そういった症状が出た場合、施肥を中止し、できれば大量の水で土の中をリセットするのが望ましいです。←そのあとはしっっかり乾かすこと、長期間の湿り気は根腐れの原因になります。
さらに、葉っぱの表面を中心に株全体に木酢液や食酢を薄めたものを定期的に散布してあげると、植物体内の窒素分の消費が促されるため効果的です。
酢に含まれる有機酸が取り込まれ、余分な窒素分と有機酸を合成してアミノ酸からたんぱく質などを産生するようになります。
アミノ酸やビタミン、ミネラルなどを多量に含む有機発酵肥料は用法用量を守れば
効果は絶大で花の大きさや数、葉っぱの色つやの向上がすごいです。
たまーに、勢いがつきすぎて生殖成長である花を咲かすということをせずに、栄養成長である葉っぱを伸ばすことしかしなくなることもあります。
植え付け
9月~10月に種をまきます。発芽の適温は20℃ぐらいなので気温帯が同じ時期であれば春まきもできます。
発芽までの日数は5~10日。
ポットまたは育苗箱などにまいて、本葉4~5枚ぐらいになったら、庭の地面や鉢に植えつけます。
鉢植えにする場合は、ダイソーや園芸店、ホームセンターなどで市販されている草花用培養土、
もしくは自己ブレンドで赤玉土(小粒)6・腐葉土3・軽石(小粒)1などの配合土
に緩効性化成肥料を用土に混ぜ込んで土を作ります。
5号鉢(直径約16.5㎝)に三株くらいを目安に、根っこがしっかり植わるようにしましょう。
植え替え
育苗ポットから鉢には本葉4~5枚ぐらいになったら植替えましょう。
植替えの前は水やりを控えておきます。土が湿ったまま植替えを行うと根っこが傷つきやすく最近侵入の原因になります。
花柄摘み
花が咲き終わったら、花のあるすぐ下の部分で切り取りましょう。
そのままにしておくと受粉して実を付け、種子に優先的に養分を送るようになり株が弱ります。
種子を採る場合はこの限りではありません。
増やし方
花の後に種子をつけるので、成熟後十分に乾かして保管します。かなり長期保存しても発芽率が高いので非常に扱いやすいです。
また、挿し芽でも増やすことが可能です。
花のついていない若い枝を葉っぱ4枚ほどつけて地面に挿す分の2㎝くらい茎を残したものをカットして挿し芽とします。3~6時間ほど水につけて吸水させた後、清潔な土を入れた鉢に挿し腰水で管理し発根させます。2週間ほどで発根しますので、十分に根が出たら通常管理する鉢に植え付けます。
葉っぱが8枚以上ついた状態であれば、摘心して脇芽を増やすことができますので挿し芽を増やしながら脇芽を増やして株を充実させることができます。
冬越し
耐寒性は高いですが、霜に当たると弱るので寒冷紗などをかけて対策をします。
夏越し
夏の高温多湿が致命傷になるので夏越しなかなか難しい。
多年草とされているが夏越しできないので1年草扱いされているほど。
病気・害虫
害虫
アブラムシ・ヨトウムシ
病気
うどん粉病・炭疽病・モザイクウィルス
キンセンカが誕生花として設定されている日
1月12日(黄)、1月20日、2月8日、2月9日、3月26日(橙)
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