12月3日の誕生花と花言葉は
胡蝶蘭
↑かつてのもじゃさん工房の胡蝶蘭ハウスの様子
開店祝いやフラワーギフトとして白の花の鉢のイメージが強いかと思いますが
アレンジメントとして切花の需要もあり、
ブライダルブーケやお葬式の盛花など冠婚葬祭いつでも使用できるお花です。
色は白だけでなく、ピンク・黄色・オレンジ・濃い赤など様々な色があります。
こんなグラデーションの胡蝶蘭もあります
<div
もじゃさん工房では主に白の胡蝶蘭を生産していました。
時期によってはピンクもあります。
日本では胡蝶蘭農家さんは沢山ありますが、生産者直送の「胡蝶蘭の花束」はウチだけです
普通のお花屋さんでは胡蝶蘭の切花のお取り扱いがないので、胡蝶蘭の花束はプレゼントにとても喜ばれますよ。
お祝いなどで鉢の胡蝶蘭をもらうことがあると思いますが、育て方が分からず枯らしてしまったりうまく育て方が分からない人も多いです。
早い話が夏型の多肉植物のように育ているといいです。
胡蝶蘭の育て方
胡蝶蘭はインドネシア、フィリピン、台湾などが原産地です。暑くて湿った地域の木のへこみなどに着生して育つ植物なので、日本の冬はかなり厳しいものなのです。
空気中は多湿を好み根っこの周りは多湿を嫌い通気性が必要となります。
あとは、気温を5度以上に保つ必要があります。15度以下で成長を止め、10度以下で休眠し、5度以下で株がダメージを負います。
その辺を踏まえたうえで基本的な育て方を説明いたします。
水やり
鉢ものの胡蝶蘭の生産者によって鉢の作り方が違うので水やりの前に一度鉢の中の状態を確認してみましょう。いくつかパターンを紹介しますね。
- 化粧鉢の中でプラポットに赤松の樹皮を加工したバークチップに植わっていて、発泡スチロールの緩衝材で固定されている
- 化粧鉢の中でプラポットに水苔で植わっていて、発泡スチロールの緩衝材で固定されている
-
化粧鉢の中に水苔植えのポットが外れた状態でバークチップで植わっている
- 化粧鉢の中に水苔植えポットが外れた状態で水苔で植わっている
の5パターンくらいですかね。
おそらく一番多いのが2番の植え方かと思います。
それぞれの植え方で微妙に水やりの仕方が違いますが、
基本的には、乾いたらしっかり水をやる、です。
1番と2番は化粧鉢の中でポットが独立していますので、株元にかけなければいけません。
3番と4番は化粧鉢の中で離れていますが根っこが頑張れば水を吸えるようになるのですが、やっぱり株元に水をかけてあげましょう。
さて、肝心な水の量なのですが、大体180mlくらいです。グラスなみなみ一杯って感じが目安です。
水遣りの間隔は1週間に一度と言われていますが、あまり当てにしすぎると根腐れを起こしますので気を付けてください。
これは、水の量や環境が適切で鉢の中が上手に乾いてくれた時に週1で良いですよって感じです。1週間経っても水が残っているのに水をやったら乾かなくて根が傷んでしまうこともあります。
逆にパッサパサになっていて1週間じゃ乾燥しすぎて萎れるパターンもあります。
とは言え1週間という目安はわりと良い感じなのでこれを基準に、水をやる前に指や割りばしでバークやミズゴケがしっかり乾いているか確認しましょう。
ミズコケは指で触った時に乾いている状態で少し弾力があるくらい。乾きすぎると固まって水が浸み込みにくくなります。
バークチップも乾きすぎると水が浸み込みにくくなりますが、水苔ほどでもないのでちょっと多めにゆっくりかけてあげれば何とかなります。赤茶色が乾いたときの色なので覚えておきましょう。水をしっかり含んでいるときは黒色になります。
春から秋にかけてはおおむね週1回を目安にしましょう。冬はお休みしているので2週間に1回くらいにしましょう。
水のあげすぎには気を付けましょうね。
肥料
鉢ものをもらったときは生産者が花を咲かすことを目的に生産の段階できっちり与えています。
しかし、花が終わるころには肥料が切れていますので、お礼肥えとしてリン酸の多い肥料をあげると良いです。
ただし、春から秋に限る。です。冬はお休みしていますので、肥料もあまり使わないので、根っこが肥料やけを起こす可能性がありますので、暖かくなってから肥料をあげましょう。
与える肥料は洋蘭用の液体肥料で十分だと思います。成長期に月一回既定の倍率で水やりの際に与えれば十分です。
↓こんな感じのやつ
日当たり
結論から言えば柔らかい光に長時間当たっている環境が良いです。
原産地の環境を考えると、木漏れ日の多いところ、という感じになります。なので、基本的には常に50%以上は遮光しています。夏に関しては80%くらい遮光しても良いと思います。
直射日光や暑い時期の西日を浴びると葉やけを起こしてしまいますので注意してください。
胡蝶蘭の育て方 まとめ
ざっと書きましたが、胡蝶蘭は寿命50年と言われるほど本来タフな植物です。原産地の気候に思いをはせて育て方を考えると意外と長持ちしてくれます。
日本の冬は原産地にない環境ですので、守ってあげましょう。
胡蝶蘭は人が過ごして心地よいという環境を好みます。一緒に過ごして、幸せにたくさん飛んできてもらいましょう。
コメントを書く