5月26日の誕生花と花言葉は
オリーブ
花言葉は「平和」「知恵」
オリーブの雑学
オリーブの樹は「太陽の樹」ともよばれています。
古代エジプトでは 女神イシスがオリーブの栽培と利用を教えたとされ、ラムセス3世は太陽神ラーに神殿の灯油のためのオリーブ畑を捧げたとされています。
オリーブオイルは古代地中海貿易の主要商品の一つでもあり 豊穣・富の象徴とされています。
日本でオリーブといえば小豆島!
日本では江戸時代に平賀源内が失敗はしましたが、オリーブ栽培に着手したのが始まりと言われています。
明治維新後、海外の有用植物の栽培を目指した明治政府は、暖地性作物を神戸で買い上げた3000坪の植物園で栽培と繁殖を試みました。
1882年にはフランス出身の人が絶賛する出来のオリーブオイルを作ることに成功しましたが、なんやかんやあって神戸市の市街地化が進み事業は中止になりました。
その後、1910年には小豆島でその気候を生かして栽培が成功し、脈々とオリーブ栽培は続けられその結果、食品から化粧品まで様々な用途に小豆島産のオリーブが使われるようになりました。
嫁氏は慢性的な手荒れで 市販のハンドクリームはなかなか肌に合わなかったのですが 小豆島のオリーブのハンドクリームはすごく馴染む!
ベタつきもなく、しっとりとするので とーってもオススメです!
2016年に発刊された「日光ケミカルズ 「油脂」パーソナルケアハンドブック,4.」によると、オリーブオイルには皮膚の柔軟化と保湿性のエモリエント効果が認められています。
肌がカサカサする人や固くなりやすい人にはオリーブオイルは必須アイテムかもしれませんね。
オリーブオイルの種類について
モクセイ科のオリーブの果実を圧搾して精製される植物油がオリーブオイルとして広く使われています。
オリーブオイルの種類や等級は、国際オリーブオイル協会(IOOC:International Olive Oil Council)が定めた製法と品質で分類されています。
日本に輸入されるオリーブオイルはエクストラ・バージンオリーブオイル、オリーブオイル、オリーブポマースオイルの3種類に限られています。
バージンオリーブオイル
果実をそのまま搾ったもの。
エクストラバージン・オリーブオイル
→官能試験でマイナスな点が1つもなく完璧な食味と香りをもち、酸度0.8%以下のものだけをこう呼ぶことができます。
バージン・オリーブオイル
→非常に良い食味と香りをもち、酸度2%以下のものです。
オーディナリーバージン・オリーブオイル
→良好な食味と香りをもち、酸度3.3%以下。日本では食用には用いられません。
ランパンテバージン・オリーブオイル
→上記3種類に該当しなかったもので、そのままでは消費に適さないバージン・オリーブオイル。酸度3.3%以上。精製されるか特殊用途に向けられます。
精製オリーブオイル
ランパンテまたは搾り滓の抽出オイルを精製したもの。このままでは食用にはしません。
精製オリーブオイル
→品質の悪いランパンテを脱酸・脱臭・脱色等で酸度0.3%以下に精製したものです。
精製オリーブポマースオイル
→バージンオイルを搾った後の採油滓から溶剤抽出したもの。酸度0.3%以下に調整しています。
これまで紹介したオリーブオイルと成分が異なるためオリーブオイルと表記してはならず、「ポマース」という表記が必ず必要になります。日本ではJAS規格を満たしていれば食用として販売は可能です。
オリーブオイル
精製オイルにバージンオリーブオイルをブレンドしたもの。
→オリーブオイル 精製オリーブオイルとバージンオイルのブレンド。酸度1%以下。
オリーブポマースオイル
→精製オリーブポマースオイルとバージンオイルのブレンド。酸度1%以下。
オリーブ・オリーブオイルの主な成分と効能
葉には抗菌、抗酸化、血圧血糖値降下作用があり、特に苦み成分でもあるオレユーロペンは強力な抗菌・抗ウイルス作用を持つことから自然の抗生物質とも呼ばれています。
葉っぱの主な成分
- ルチン、ヘスぺリジンなどのフラボノイド配糖体
- ルテオリンなどのフラボノイド
- オレユーロペンなどのセコイリドイド配糖体
- ビタミンE
オリーブオイルは約60%~80%が不飽和脂肪酸のオレイン酸でオメガ9(n-9)系脂肪酸に属します。
悪玉コレステロール(LDL)を上昇させないと言われており、生活習慣病への効果が期待され健康志向が高まっていますのでかなり人気の植物油になりました。
さっとサラダにかけても美味しいので、台所に一本常備していると便利です。トーストにかけても美味ですヾ(*´∀`*)ノ
オリーブの育て方
原産地では樹齢1000年を超す老木でも実を付ける、ってことなのでお家にあったらずっとオリーブが楽しめるってことですね!
さぁ、あなたもレッツオリーブです!
ということで育て方いってみましょう。
水やり
基本は土が乾いたらたっぷりあげる。です。
プランターや植木鉢で育てる場合には、土が乾いたら鉢の底から流れ出るくらいたっぷり与えます。
地植えの場合は、根っこが活着するまでは土が乾いたらあげる、を繰り返しますが活着すればよほど乾かなければ水やりはしなくても大丈夫です。
ただ、花芽が出出始める冬と結実期の初夏は水を切らさないようにしましょう。
用土
やっぱりヨーロッパの方の植物なのでアルカリ性よりが好みです。だいたいph6.5~8.0くらいにすると生育が良くなります。
植え付けの前に苦土石灰を適量混ぜるようになります。地植えなら1㎡あたり100g、鉢植えなら1リットル当たり5gを混ぜると条件にもよりますが大体phを0.5上げることができます。
農協では土壌診断を比較的安価に行ってくれるので、ちょっと本気を出してやってみたい、という人は植えつける前に、というか土作りする前に土壌診断をやっておくと良いです。
また、水はけの良い土を好みますので、小粒~中粒の赤玉土を主体に腐葉土を20%くらい混ぜたり、アルカリ性土壌での土壌環境向上のために燻炭を混ぜるのも良いと思います。
地植えの場合は、植えるところの50cmくらい掘り起こして土を軟らかくしておきます。元肥として植物性の堆肥や燻炭などを混ぜたり、水はけ向上のために赤玉土を混ぜても良いです。
植え付けの時期
日本では厳冬の時期が終わり、暖かくなり始めが良いとされています。大体3月上旬位を目安に苗を購入して植え付けましょう。
肥料
実物を上手に育てるには、水やりや日光量も大事ですが、何と言っても施肥が重要です。
なにせオリーブ専用の肥料があるくらいですから!
あげる時期は
花芽が出始める3月、果実が充実しだす6月、収穫終ったお礼肥えとして10月の計三回は必ず施肥を行います。リン酸が多めだと着花・結実が充実しますよ。
肥料分が少ないと、葉っぱの先端から黄色く変色し落葉します。この場合は窒素不足です。葉脈が先に黄色くなり出したらリン酸不足です。こういう時は速効性の高い化成肥料、特に液肥がおすすめです。
オリーブを育てるなら2本以上!
自分と同じ品種では受粉しない「自家不結実性」という性質があるため、異なる品種を2種類以上育てる必要があります。
品種によって収穫時期が異なりますので、あまりずれないように気を付けましょう。
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