11月3日の誕生花と花言葉は
カモミール(カモマイル)
花言葉は「仲直り」「逆境に耐える力」「逆境で生まれる力」「苦難の中の力」
カモミールの語源はギリシャ語の「大地のリンゴ」という意味の“カマイメーロン”からきている通り、リンゴのような香りのする花ということからきています。カモマイルとも呼ぶ場合もあります。
マンサニージャ(manzanilla)というスペイン語の名前でも、リンゴのような香りがある、という意味で親しまれその香りの良さが分かります。
属名のマトリアカ(Matricaria)が示すように「子宮」の意味があり、婦人病にも用いられていたことからマザーズハーブとも呼ばれることがあります。
和名はカミツレと言い、オランダ語のカミーレが由来です。転写したつづりがカミッレで小文字の「ッ」を用いていたのですが、読み間違えか訛りかでカミツレと発音するようになったから現在の音になったと言われています。
後で書きますが、他の植物に対しても元気にさせる効果があることから「植物のお医者様」との別名もあります。すごいですね。
ハーブティーとしてのカモミール
そんなカモミールはハーブティーでもおなじみです。
ピーターラビットのお話の中にも出てくるくらい親しまれています。
安眠&リラックス効果があり、夜寝る前に飲むといいですね。
ジャーマンカモミールもローマンカモミールも以下のことが期待できます。
お腹の張りの解消、筋肉疲労の緩和、血行促進、抗炎症、興奮抑制、神経疲労の緩和、鎮痛、肌荒れ、発汗、冷え性、利尿、PMS(月経前症候群)など
女性のお悩み解消にはもってこいの感じですね。
特にリラックス効果が強いので疲れた時や緊張続きだった時にはお勧めですよ。
カモミールの花言葉の意味についての考察っぽいもの
もともとは「逆境に耐える力」「逆境で生まれる力」「苦難の中の力」だそうで、二人の間に仲たがいや困難が生じても解決してさらに中が深まることから仲直りとなったかもしれないですね。
カモミールの種類
一般的にカモミールというとジャーマン・カモミール(German chamomile)を指します。
近縁種でハーブとして用いられるもので、ローマンカモミール (Roman chamomile) (Anthemis nobilis)があります。
ジャーマンとローマンの決定的な違いはその味にあります。ローマンカモミールには「苦味」があるため、ハーブティーや食用には向かず、香りを楽しむハーブとして用いられます。
ジャーマンカモミールは香りがするのは花だけですが、ローマンは全草に香り成分があるため精油などが大量に作りやすい利点があります。
あとは、ジャーマンは一年生に対して、ローマンは多年生なので生産者にも優しいです。
花の形はジャーマンは花びらが下向きで真ん中がポコッとせり出しているのが特徴です。
それに対して、ローマンはマーガレットのような中心が黄色く白い平たい花を咲かせます。
どちらも香りはリンゴのような香りですが、主成分は結構異なります
ジャーマンカモミール→ビザボロールオキサイド、カマズレン、ディサイクロエーテル 等
ローマンカモミール→ アンジェリカ酸イソブチル、アンジェリカ酸イソアミル、アンジェリカ酸メチル 等
おそらく、同じキク科だけどジャーマンはシカギク属でローマンはカマエメルム属であることに起因していると思われます。
コンパニオンプランツとしてのカモミール
家庭菜園を楽しむ方は害虫や病気との戦いが大変ですよね。せっかく自分で作るからには無農薬にこだわってみたいという方も多いはず。
カモミールは玉ねぎやアブラナ科の野菜と一緒に育てると野菜を虫や病気から守ってくれて成長も促してくれるコンパニオンプランツ(共栄植物)として役立ってくれます。
アブラナ科は特にアブラムシを呼び寄せやすく汁害に合いやすいですが、カモミールは天敵であるテントウムシやカマキリを呼び寄せるため汁害を抑えることができます。
キク科なのでかなり育てやすい部類の植物だと思いますので、お野菜育てていなくても肉や魚の臭みとりにも使えますので、キッチンハーブとしても使ってみてはいかがでしょうか?
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