ソーラーフードドライヤーって何?
ソーラーフードドライヤーは太陽熱をうまいこと使って簡単にドライフード(乾燥食品)を作る道具です。
太陽光で内部が温められ上昇気流が生まれます。
その熱風を利用して中に入れた食材を乾かします。
燃料に頼ることなく、食品を加工する技術っていうのは今後非常に重要になってくると思います。
非燃料型とか非電化製品が見直されてくるんじゃないかなーと思い注目している次第でございます。
構造は思ったより単純なので、作り方も紹介出来たらと思います。
ソーラーフードドライヤーの構造
ざっくり絵にするとこんな感じです。
気密性の高い箱の上部と下部に通風孔が開いており、
箱の内部が温められるよう熱吸収率の高いものが貼ってあります。
また、熱が逃げないよう断熱材も使用します。
太陽光を効率よく得るために、ふたの部分を鏡のように加工し
箱に日光が当たるよう角度も調整できるようになっています。
まぁ、要するに日光で箱の中が暖まればよいと、そんな感じに理解しています。
で、ソーラフードドライヤーでどんなことができるの?
聞いた話では内部温度が70~80度くらいまで上がり、
対流が起こるので比較的短時間でドライフードが作成可能ということです。
日が照っている間は使えるので3時間もあれば土の殺菌とかにも使えそうです。
もう少し集光能力と蓄熱力、そして容量を高めたら温湯管とか
簡易ボイラーとか作れそうだなーとニヤニヤしています。
よし、身近にあるもので作ってみよう!
こういうものを見つけるととりあえず自作したなります。
ということで、もじゃさんはすぐに手に入った資材で
ソーラーフードドライヤーを作ってみました。
この時点での(←)材料
・発泡スチロール箱
・ダイソーで買った金網2種類
・蓄熱用のアルミワイヤー
・アルミホイル
・カッター
・木工用ボンド
・両面テープ
設計図 なし(どーん)
まぁ大まかな構造が分かっているから何とかなるでしょう( ‘ω’)
それではもじゃさんと一緒に作り方の手順を追って行っていましょう。
まずは金網を箱に付ける場所を考えよう
早速壁にぶち当たります。
サイズあわねぇ。。。
まぁぎりぎり箱内に収まるから削ればいいでしょう・・・。
とりあえず入ったんだけど
今度は金網がはみ出た(´・ω・`)
前途多難です。
ここで選手交代のお知らせです。
使わなかった金網(小) OUT
番線切りとハサミと寒冷紗 IN
この行き当たりばったり感、素敵ですねぇw
はみ出たもんは仕方がねぇ、切るしかねぇ!
↓
上手に切れたようです。
金網は無事にサイズぴったりになりました。
そして今度は箱の加工です。
通風孔を作りましょう!
適当にカッターで切ります。
あ、いや適当と言っても少しは考えています。
箱の下部に作る通風孔は吸気口に当たるので
箱の奥に少し位大きめの穴を3つ空けました。
で、内側の穴の周りに両面テープを貼ります。
寒冷紗をほどほどの大きさに切って、ぴんと張るように両面テープに貼り付けます。
上部は細長い穴を2つ空けました。
同様に寒冷紗を内側から貼り付けます。
取り込んだ日光が中で反射していい感じに暖まるようアルミを貼りました。
内側の加工が全部終わったところで網を差し込んだのですが
写真撮るの忘れちゃった。
あと、網の下にワイヤ―をくるくる丸めたものを蓄熱材として入れています。
反射した日光がワイヤーに当たり熱を吸収するためです。
そして、透明板代わりに農業用ポリビニールの切れ端で代用です。
↓
箱の空いている面を両面テープでぴっちりと貼り
空気が出入りできる場所が通風孔のみとなりましたヾ(*´∀`*)ノ
温度の上昇具合が分かるように温度計を入れています。
DE☆KI☆TA
そして、日光よ来いっ
↓
↓
はい、微妙な薄曇りです。
それでも、開始5分くらいで40度まで上がるのが確認できました。
有能なようです。
ここにきてすごく重要なことに気づきました!
これ、密閉しているから物入れられねぇし、取り出せねぇ・・・。
取り出し口というものの存在を全く考慮せずに作った結果。
ただただ内部温度が上がり、箱上部から生暖かい微風が出る装置が出来上がりました。
じーざす(´・ω・`)
あとで取り出し口を作ります。
身近にあるものでソーラーフードドライヤーを作った結果
結論
設計図と段取りはきちんと準備しましょう。
つづく・・・。
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