胡蝶蘭の育て方シリーズ 根の見方

胡蝶蘭の育て方シリーズ 根の見方

過去に書いたものを振り返ってみたら
根についての公開していないものも含めて記事が8個ありました。

どんだけ根が好きなんだよ、俺。

バシッとした根見るとテンションだだ上がり
そんなもじゃさんです。

 

元気な胡蝶蘭の苗たち

こんな感じの葉の立ち上がった元気の良い株を作るには

 

やはり良い根です(`・ω・´)

胡蝶蘭の根っこってそんな大事なの?

素敵な太い根っこったち

 

根がすべての始まりなのです。

特に胡蝶蘭において根は水養分を吸い上げる場所であるとともに溜めておく場所でもあります。

また、根には蘭菌と言われる共生菌が住んでおり、空気中からの窒素固定も行われているとされています。

さらに(まだあるのかよ)、葉緑素も含んでいるので光合成も可能と
正直根さえあれば大概何とかなってしまうのです。

なので、こちょうらんを育てるときには根の状態には特に注意を払います。

根っこの見方。どこをどう見ればいいの?

そんな素晴らしき根の見方をちょこっと紹介です。
農場をふらふらしながら株の状態をチェックするときに

根の状態のチェックに重きを置いています。

既存の根は伸びているか、新しい根は出ているか

新しい根の生えているところ
 

ポットの中が根でびっしりの状態にしたいのです。
根が伸びているかどうかは先端の黄色い部分があるかどうかでわかります。

画像のものは何箇所も黄色い部分が見えるのでオッケーΣb(`・ω・´)グッ

黄色い先端の部分は新しい根が作られるときの合成部分のようなもので
ココを起点に新しい根が作られていきます。

後は、株元から新しい根が出てきているかもチェック

花芽と株元の新根

この茶色いところが新しい根の先端です。
ここから、ポットの中にもぐっていって栄養をぐんぐん吸ってくれるというわけです。

どうやら、新しい葉はへの栄養は新しい根が送っているようです。
なので新しい葉を充実させるには、新しい根が出てこないといけません。

残念ながら根腐れ等でダメになってしまった根の見方

後は、だめな根。

というか、残念ながら腐ってしまっているもの(´・ω・`)

残念ながら根腐れを起こした根たち

しおっしおです

原因として考えられるのが

・水のあげすぎによる根腐れ
・支柱を刺したときにできる傷からの細菌感染で壊死

この場合はおそらく水のあげすぎによる根腐れですな_(:зゝ∠)_

こういうやつはポットを押してもグニグニなって
簡単にへこみます。

根腐れを起こした苗のポットはべこべこです

中にまったく根がない。

この状態で水を上げてしまうと、根腐れが進行し株元までダメになってしまい
最終的には株全体が腐ってしまいます。

根腐れが起きてしまったときの対処法としては、
一度鉢から抜き出して腐った根っこを清潔なハサミで切り取り
傷口を乾かします。

ある程度乾いたら、清潔なバークチップやミズゴケに植え直して上げて、
鉢にはしばらく日陰で管理し水やりせず、保湿しながら霧吹きで水分補給をします。

新しい根っこが出てきたらお水をたっぷり上げましょう。
といったものの、あげすぎるとまた根腐れを起こしてしまうので適宜適量です。

胡蝶蘭の根に起きる病気

細菌によるものが主です。

フザリウム(Fusarium )やリゾクトニア(Rhizoctonia)などの土壌菌が根の傷口などから侵入し
根を傷めます。

その結果、根からの栄養輸送が滞り、葉が黄変し
やがて腐り落ちてしまいます。

根が病原性の土壌菌に感染すると赤く変色することが多いので
葉の色がおかしいなと思ったら根を観察しましょう。

健全は根は健全な花を咲かせる

だから、こういう調子の良い状態をキープして

花芽と株元の新根たち
 

こんな風に根でびっしりの状態にするのです

びっしり生えた理想的な根っこ

 

こんだけ根があれば花もでかいの咲くし、花芽も次から次へと出てくるのですよ m9っ`・ω・´)
しっかり咲いたきれいな胡蝶蘭の花

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